お久しぶりです!一橋大学1年生の大松ようこです。現在、私はガーナの小さな村・Kwahu Mpraeso Amanfromに滞在しています。茶色い土壁、何でも頭に載せて運ぶ人々、元気に走り回る動物たち。今まで生きてきた世界とはまったく違う生活風景がそこにはありました。ふつーの大学生並みの感想で僭越ですが、今回は現地で見えたガーナの姿についてです。お付き合いいただけると幸いです。

ガーナの教育環境〜直視編〜

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村の子どもたちと一緒に

まず、渡航前のガーナの教育問題についてのイメージは、①親子共に学校に行く意味がわからない②学校に行くお金が無い、でした。しかし、実際に見たガーナはそんなに簡単なものではないようでした。

実はガーナでは数年前から公立なら4歳の保育園から高校まで無償化、ランチには給食までついていることが判明!初めは壁のない校舎に驚いたけれど、ガーナではこういうものなのかもしれないな、新しい政府がかなり教育に力を入れ始めているということで、事前に聞いていたよりも教育環境はよさそうだな、という印象を受けました。

また、みんなそれぞれ教育について問題意識もあるようです。親は子どもに自立して欲しい、学校が大事なこともわかっています。昔とは違って、親の仕事を手伝わせるために学校に行かせたくないなんて親は今はいないよ!と笑われてしまいました。子どもたちも多くが将来なりたいものがあって、お医者さん、警察、大工さんなど、いろいろな夢を持っています。

しかし・・・、学校は毎日行くものだという意識が薄く遊んでいる子どももたくさんいる。そして彼らの話に明確に共通するのは「お金が無い!」ということ。

またもう一つ、授業の質がとても低いのではないか、と感じました。渡航前は学校に行けない子どもを行けるようにさえすればいい、という無意識があったことに気づかされ、既に(不定期にでも)学校に行っている子に対してもなんらかのアプローチが必要なのではないかと考えるようになりました。

インタビューから見えてきた価値観!

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第1回ロールモデルプロジェクト

渡航してから、教育について現地の人々の話を聞きたい、という想いのもと、様々な人にインタビューを行いました。色々な立場の人がそれぞれの意見を持っていましたが、それらを整理すると、この村が抱える問題は主に二つに大分されるようでした。

  1. 学校にいく意欲が無い/学校に行かない友達や兄弟につられて学校に行かない
  2. 教育へのリソースが無い

日本では学校は毎日行くか、毎日行かないかの2択のイメージがあったため、そもそも日によって行ったり行かなかったりという状況を知ったとき、大きなカルチャーショックを受けました。また、様々な立場の人々の話に共通するのは「お金が無い」ということでした。

ただ、お金が無いというけれど、学校が親から年間3cedis(約75円)すら集金できないって、本当にお金が無いことだけから起こる問題なのだろうか・・・ここに違和感が消えませんでした。

ビールでも洋服でも、3cedisより高いものはいっぱいあって、村の人たちにとって教育はそれより後回しになるものなんだ。

突き詰めていくと、根底にある問題は「教育の優先順位が低い」「教育と将来の可能性が具体的に結びついていない」ということだと感じました。だから、問題意識はあってもだれもそのために投資したり、改善する努力を行ったりというところまで行かない。

そこで、「教育の恩恵を受けている、憧れの大人」=ロールモデルを彼らに提供する企画を行うことにしました。教育によって彼らが得られるものはなんなのか、それを考える機会を提供したいです。これによって、今後教育改善に動く人がでたら、コミュニティが動くような下地ができればと考えています。

「発展途上国」ということ。

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滞在している村の様子

日本からガーナにやってきて強く感じるのは、ガーナは文字通り「発展途上」であることです。首都アクラとインターン先の村であるKwahu Mpraeso Amanfromとのギャップが大きく、国が資本主義に移行しようとしている過渡期であることをひしひしと感じます。

ガーナの村に足を踏み入れてまず感じたことは「アフリカと聞いて多くの人がイメージする光景だ・・・」(※個人の見解です)。茶色い土壁、何でも頭に載せて運ぶ人々、元気に走り回る動物達。カルチャーショックとかの次元じゃない、むしろ日本を思わせる部分を探すほうが難しい、まったく違う生活風景がそこにはありました。自分の研修のメインテーマである教育についても、話を聞けば聞くほど、しみじみと「異なる文化」を感じさせられました。

一見してわかることだけでなく、社会のあり方についても同じように感じます。村では(首都でもたまにあることですが)多くの大人は高校を卒業しておらず、英語が話せない人も多いです。物には決まった値段が無く、相場はあるものの、お客さんの財力によって売る値段を変えることが通例です。食べ物はその辺でとれる、洋服は仕立てる、建物はブロック製作から。大量生産・大量消費がだんだんと根付き、物の値段=お金の価値が定まってきている首都と比べると、まるで違う国のようです。

今の日本とは全く違う形の生活スタイルが成り立っているのを見ると、果たして変わることが正しいことなのか?と考えさせられます。


以上、現在ガーナで奮闘中の大松さんに現地での活動の様子をレポートしてもらいました!次回はもう一人のENインターン2期生、高橋佳愛さんに、帰国してから振り返るガーナでの活動や自身の内面の変化、今後の展望などを書いてもらう予定です! お楽しみに!

過去記事はこちら!

自分のなりの答えを探しにアフリカに!ガーナで何ができるのかを探るためインターンに挑戦!〜第3回〜

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EN-海外インターンシッププログラム-

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若者を対象に海外インターンシップを運営するアイセックの、ENというプログラムです。ガーナでの「コミュニティー開発」をテーマにした海外インターンシッププログラムを提供しています。