地球環境への関心を高める展示作品を制作!

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ヘルメットの形が羽に見えるてんとう虫。目はボトルキャップだ。

今回の展示作品では地球環境への関心を高めるため、蝶やてんとう虫、孔雀や梟(ふくろう)など小型の生物を中心に作品を制作し、およそ一年を費やした。

「ガラクタを寄せ集めた作品を作ることで、公害や気候変動といった人間の活動が作り出した、地球に住む生物が直面している脅威にもっと関心をもってほしいと考えました。作品を作り終えるまで本当に骨が折れましたが、出来栄えには満足しています」

エヴァンズ氏は2011年に初めて展示会を開いた後、フリーマーケットから国立美術館に至るまで精力的に展示会を開き続けていて、最近では高級ホテルのドゥジットD2でケニア人のアーティストを集めたワークショップで毎月展示を行っている。ストリートから美術館に至るまで様々なところで活動してきたことが、彼が作り出す作品のバラエティにもつながっているかもしれない。

新進気鋭アーテイストの描く夢

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来場者と語り合うエヴァンズ氏。

これまでのキャリアについて聞くと、アーティストとして独り立ちするまで両親の支えが欠かせなかった、とエヴァンズ氏は語る。

「アーティストになりたいと両親に伝えたとき、父はとても複雑な思いをしていました。時には私が気に入っていたネックレスを投げつけてきた時もありました。当時、父は私がギャングか何かにでもなるつもりだったと勘違いしていた様なんです。でも、今では父は私の最高のファンの一人で、この前自分のためにネックレスを作ってほしいとお願いされました」

アーティストとして成功した彼は今では二人の弟子を抱える師匠でもある。今の彼の夢は、いつか自前の工房を開き、より作品を広めていくことだ。これまで自分の未来をアートで切り開いてきたエヴァンズ氏ならば、そう遠くない未来に実現するだろう。今後のエヴァンズ氏の活躍に注目していきたい。

 

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長谷川 将士

長谷川 将士

株式会社グラスルーツウォーカーズ代表取締役CEO
二十歳からケニアでフィールドワークを続け、大学院時代に行った調査が共著論文として書籍に掲載されています。専門はアフリカ政治経済学(特に紛争及び市民暴力)。最近は中間層論と経済成長論に関心有り。日本のアフリカ報道と学術研究やフィールドワークから見えるアフリカ像が大きく異なることに疑問を抱き、エビデンスに基づいた現場発信型メディアを立ち上げるべく、ケニアで奮闘しています。弊社ジャーナルサイトは平日、正午に更新していますのでご一読ください。