ドローンのソフトウェア開発企業のCLUEは、清水建設が西アフリカのガーナで実施している予算規模63億円の大規模土木工事案件に、ドローンによる工事現場の定点観測システムを提供しました。CLUEが提供するドローンによる定点観測システムは、簡単な操作のみでドローンの自動飛行・撮影を実行し、現場の労働生産性を向上します。

日本が支援するガーナ国際回廊改善計画!

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西アフリカに位置するガーナ共和国は、国土面積は日本の約3分の2に当たる約23.9万平方キロメートルで、人口は約2,880万人です。主要産業は農業と鉱業で、特にチョコレートの原料であるカカオ豆の輸出国として知られています。

ガーナの首都アクラと国内最大の商業港であるテマ港が交わるをテマ交差点は、環状交差点式の交差点で、西アフリカ海岸都市を結ぶ「ラゴス-アビジャン回廊」とガーナ-ブルキナファソを結ぶ「東部回廊」の二つの国際回廊の結節点となっています。そのため朝・夕は通勤交通等による渋滞が発生し、円滑な交通を阻害しています。

日本政府は2017年より無償資金協力案件「ガーナ国際回廊改善計画(62億5,900万円)」を実施しており、上記の”テマ交差点の立体化”とガーナ第二の都市であるクマシと海岸部を結ぶ全長約170kmの幹線道路である”国道8号線の改修”を行っています。これにより、対象道路の円滑かつ安全な道路交通の確保を図り、国内および西アフリカ地域全体の交通及び物流改善に寄与します。

CLUE、清水建設にドローンシステムを提供!

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ドローンのソフトウェア開発企業のCLUEは、清水建設がガーナで実施している予算規模63億円のテマ交差点改良工事に、ドローンによる工事現場の定点観測システムを提供しました。

CLUEが提供するドローンによる定点観測システムは、簡単な操作のみでドローンの自動飛行・撮影を実行し、現場の労働生産性を向上します。清水建設は、同大規模土木工事案件に同システムを導入し、工事現場の定点観測を行なっています。

清水建設社担当者によると、ドローンを使用することで、施工前の道路の混雑状況の定量的な測定を、空撮写真を使用することで非常に簡単に実現することができるようになり、また工事の主目的である渋滞低減が想定どおりに実現されたかどうかを、工事終了3〜4年後に改めて写真を撮影し比較することによって確認することもできるようになりました。

また工事期間中にも、工事現場を俯瞰した写真を使用することで進捗が一目で分かるようになり、定例会議において発注者に対する進捗報告が円滑になります。これまでは現場の撮影のための現場各所の巡回する必要がありましたが、この作業も不要になり、また発注者が工事現場を巡回するための時間の削減にも繋がりました。

その他にも空撮画像と図面を比較することで、工事線形が図面通りかどうかといった、工事の正確性を検証することができるほか、土地収用の際に利害関係者へ説明に写真を活用し視覚的な交渉を行うが可能になりました。

ガーナ共和国テマ交差点改良工事は、ガーナ共和国高速道路局の要望により、日本国政府無償資金協力工事として実施されており、清水建設・大日本土木共同企業体が請け負っています。2020年6月の完成予定です。

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