アフリカというと不毛の地のような印象を受ける方も未だに多いでしょうか。

街は荒れ果て、危険がいっぱい!みたいな?
それともインドや中国を追い抜くほどの経済フロンティアというイメージをお持ちでしょうか。

ぼくが住むエチオピアの首都アディスアベバは人口400万人以上の大都市です。年々交通量も増え、交通渋滞が深刻化しています。排気ガスによる大気汚染も相当なもんです。

エチオピア初の市電

そんなアフリカはエチオピアの首都アディスアベバには、2015年9月に開通した市電があります。中国の支援で作られたこの市電、半年ほとたってもまともに動いています!

こりゃ、さすがに乗らないわけにはいかない、と思い、5歳の息子と二人で乗ってきましたよ。

まずは券売所へ。

券売所

ここでチケットを買います。行き先を伝えて、必要額を支払います。この日は2ブルで5つ先のスタジアム駅まで。ここにはアフリカカップやワールドカップ予選が行われるアディスアベバのサッカースタジアムがあるんです。

券売所の路線図

券売所に路線図もあるので住んでいる人は大体わかるはず。旅行者にとってはまだ難易度高いかな?5歳になる息子を抱きかかえて、窓口のお姉さんに「子どもはいくら?」と尋ねると、no ticketという返事がありました。未就学児童は無料かな?

チケットのオモテ面はこんな感じ。日付とシリアルナンバーと価格が書いてある。

チケット表

裏には乗った時間(13時)にチェックがされている模様。アムハラ語は解読できず。

チケット裏

さて、搭乗券を買ったらてくてく階段を上ってホームへ。そうなんです、券売所は駅のホームの外、道路脇に立っています。

てくてく階段を上る

ホームで待つこと10分弱、電車がきました!

ホームの様子

電車到着

車内にはテレビモニターまで!!電車開通の宣伝がいまだにされていたぞ!乗った時は満員というほどではなかったけど、席はだいたい埋まっていました。

車内のテレビ

高架上から見る景色は、電車以外では見れませんねー。結構貴重。

電車からの風景

止まる駅からは続々人が乗ってきて、下車する頃には体が触れ合うくらい混んでいました。人伝の話ではスリも多い携帯電話や財布を盗られて人も結構いるとか。
無事下車して目的地まで歩いて行きました。

スタジアム駅で下車

アディスアベバの市電の評価

1. ミニバスより快適

アフリカといえばミニバス。アディスアベバではタクシーと言われていますが、ミニバスはやはり公共交通手段としてはナンバー1でしょう。でも、初めて乗った電車はミニバスより乗降車がスムーズて、電車自体の動きもスムーズ。座れはしなかったけど、ぎゅうぎゅうすし詰めのミニバスより快適だった。

2. 速い、安い、安心

比較的定期的に運行されていて待ち時間も少なく、乗ってからは滑るような走りで次から次へと駅に。速いし、安いし、安心感があり牛丼じゃないけど、三拍子そろった素敵いな公共交通機関という印象です。

時間帯によってはかなり混雑するようだけど、印象はかなり良かったです。

3. マナーはアディスアベバ

日本のような車内マナーはもちろんない。携帯電話で話している人もいるけど、ぼくは大声で息子と話をしながら、携帯でバシャバシャ写真撮ってたからね!日本だったら刺されますか?

乗降車時のマナーがイマイチかなーと感じた以外は特段きになることはなかったけど、ぼくもアディスアベバのマナースタンダードになっているのかな。

降りるとき、出入り口を塞ぐように人が立っていたと、車内も混雑していたので子連れで降りるのがちょっと大変だった。

車内の息子
でも、アディスアベバのミニバスは凄いんですよ。何がって、整列乗車するんです。夕方の混雑時に一列に並んで待つ姿は他のアフリカではなかなか見れないと思います。

4. 1年後、2年後の状態を評価したい

開通して半年。乗車率などどの程度かは知らないけど、多くの人が利用しているようだし、車内も快適だったので、ぼくはだいぶ満足です。ミニバスでしか行けないところはあるけど、電車の路線を移動するなら、ミニバスより電車という選択もありかな。

アディスアベバに旅行に来る方は、ぜひ電車に乗ってみてください。
批判されることが多い中国ですが、これはなかなかいい仕事だったんじゃないですかね。

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Itsuro Takahashi
1974年生まれ。開発協力ワーカー/ブロガー。 主に村落開発、水・衛生をフィールドに、インド、ザンビア、エチオピアに駐在。タンザニアでは主夫・子育てを2年間経験。趣味はサッカーと読書。関心事項はローカル、社会起業、ファンドレイジングなど。