蔓延する原因は何か・・・

突然命を奪うエイズ。
長年、マラウイでも援助と政府による対策が行われてきました。

それにもかかわらず、なんでエイズは止まらないのか。
マラウイで過ごすからこそ、見えてきた深い原因がありました・・。

1) 宗教的・文化的な理由

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マラウイは約75%の国民がキリスト教の国。
キリスト教の影響で、「避妊=してはいけないこと」という考えが基本的にあります。

そのため、キリスト教系が支援するクリニックの近くで、コンドームを見つけるのが難しかったり、
他の人に店でコンドームを買うのを見られるのを恐れて買えなかったり、
コンドームを手に入れるのが難しいという環境があります。

また、日本では一般的に使われているコンドームですが、
マラウイでは「コンドーム=浮気人」と考える人が多いんです!

・コンドームを使わない→安心してるから→最愛の一人だけを愛する人
・コンドームを使う→複数人と行為をしている。やましいことがある。→浮気人

慣習的に、子供をいつ作るかなど家族計画を考える人が少ないマラウイでは、避妊のためにコンドームを使おうという発想がありません。。
そのため、「コンドーム=浮気」となってしまうんです。

カップルがコンドームを使ってとお願いすると、浮気しているのではないかと疑っているように見える・・。
そんな宗教的・文化的な理由から、コンドームを使いたくても使えない、また使いたいと思わない環境があります。

考え方に関わる問題なので、コンドームをたくさん配ってもなかなか解決することは難しいです。。

2) いっぱいいるという安心感

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エイズ感染者は国民の10人に1人いるマラウイ。

「そんな大勢いるなかで、彼女彼氏ができたときに怖くないの?」、とマラウイ人に質問したことがあります。
そんなとき帰ってきた返事は「別に怖くないよ。周りにもエイズの人はいっぱいいるし。薬を飲めば、エイズになっても大丈夫らしいし!」

日本の風邪のように、発症が日常的になるほど病気の怖さが薄れていくのかもしれません。
まわりの知り合いがエイズだと、エイズが周りに存在することが当たり前になり、その怖さが薄らいでいきます。

そのため、エイズ検査をしたり、コンドームを使ったりしてHIVを防ごうという気持ちが弱くなっています。

3) 治療薬が安いからこそ

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マラウイの大きな問題であるエイズに対し、多くの援助や支援が入っています。

エイズだけどお金がないから治療できないという事態をなくすため、
エイズへの薬は基本的に無料か低料金。

定期的に病院に通えば、経済的な負担もなく、エイズでも普通に過ごすことができます。

すべての人にちゃんと治療が行き届くことはとても重要なのですが、
この「経済的な負担があまりない!」ということが逆にエイズを萬栄させるきっかけにもなっています。

「エイズになっちゃっても、無料で病院に通えるし大変じゃないや。」
「ちゃんと病院さえいってれば、エイズも怖くないでしょ?」
という安易な考えが広まっているように思います。

支援が行き届いているからこそのデメリット。
とても悲しいことですが、援助がある限りこの考えはなくならないような気がします。

以上が、マラウイにいて感じたエイズ萬栄の原因3つ。

原因はもっとあって複雑に入り組んでいて、なかなか解決するのが難しいことが生活をしていて感じました。。
・・ただ、エイズのことを話しているときの上司の悲しそうな顔が忘れらせません。

プライバシーの問題でまわりの友人がHIV保有者かどうかは、普段の生活ではわかりません。
でも、きっとエイズは日常的に身近にあるのだと思います。

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Sachiko Hara
第一希望のIT営業を3年で辞め、2016年1月-2018年1月 青年海外協力隊としてアフリカ マラウイで活動中。 マラウイでは村起こしの一環で小規模組合に対し、ビジネス支援を主にする予定。 好きなものは、ヨガとミスチル。 個人ブログ書いています! 東京OLアフリカへー さちこ730日放浪記