アジアンキッチンの経営

アフリカ・ルワンダで働く、人を雇用してマネジメントすること、経営することについて、お話をいただきました。

まずこちらを・・・!

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人気メニューながら、スタッフには馴染みのない(好まれなかった)アジア料理・・・、生春巻き!!!

こんなに美味しいのに・・・と思いながらも、ルワンダの方は基本的に芋が主食で、”塩のみ”か”トマトベース”の味付けを好むのだとか・・・不思議な料理に感じてしまうかもしれないですね。

食の文化も大きく違うルワンダ人と働くのは、大変ではないのでしょうか。伺っていきます。

1) ルワンダ人と働くということについて

現在、スタッフはキッチン4名、ホール4名、クリーナー、セキュリティーを含めて計15名。(最近、主要メンバーが一度に2人も辞めないといけなくなったそう・・・)

ルワンダ人スタッフならでは・・・常識が通じない・・・と思わせる事件も多々起こるそうで・・・

例えば、

  • 分かっていないことにも、分かったと返事をする。
  • 失敗を隠そうとして、、小学生並のウソを平気でつく。
  • 「ごめんなさい」と謝れない人が多い。
  • 時間は基本守らないので、時には予定の3時間も前倒しにしておくことも。
  • 外国留学が2日前に決まって辞める

アジアンキッチンスタッフさん以外でも、

  • 水、電気は頻繁に止まるのが日常。
  • お店の内装施工の人に逃げられる。
  • 大家さんともめて、ルワンダの腕利き弁護士に頼んだことも
    →結局、大家は破産していて、唐渡さんのお金は一部しか返ってこなかったとか・・・

いかに、常識の通じない彼らに働いてもらうかがキーポイントになりそうですね・・・

まず採用に関して、唐渡さんは基本的に知り合いの方からの紹介で、身元が割れている人のみの面接をしています。

そして唐渡さんのスタッフ採用の第一条件は、「不正をしないこと」です。

例えば、レジにあるお金を盗まないこと。「そこにあるお金を盗むことよりも、これから働いて得られるお金の重要性を理解できることが大切」とのこと。

本当に常識的なことのようですが、それが通用しないのがアフリカ。唐渡さんがキッチン・フロアにいることでお店の規律が保たれており、常に不正を防ぐ仕組みを考えています。

遅刻者に対しての規則を設けたり、「悪意でミスをした場合は考課に反映したりインセンティブの減額をするなども・・・。」

スタッフにはかなり厳しくされている唐渡さんですが、大先輩飲食店オーナーさん(60)には、「まだまだ甘い経営だ」と言われるのだそうです。スタッフへの採用・指導は大変なエネルギーが必要だということが伝わってきました・・・。

ルワンダ人と接することについて、唐渡さんはこう思うことがあります。

「ルワンダでは本当に貧富の差が大きい、一部の人が富を握りしめていている。例えば、ルワンダで7時間皿洗いをしてもらえるのがたったの300円ほどであることがざらにある。唐渡さんの自宅で家事などをして働く22歳のハウスボーイが、”なぜ神は僕をここで生かしているのか”と言っていたことがあり、そのハウスボーイの8人兄弟で職があるのは彼だけ・・・」

「一緒に働くスタッフの中でも、全然しゃべらない2人がいたりする。異なる部族出身で、誰も指摘するわけではないが、歴史的背景も絡んでいると思われる。」

ルワンダと聞いて、ジェノサイドと思い浮かべられる方もおられるのではないでしょうか。これはルワンダ人と一緒に働くということにおいて、どこか切っても切り離せない事柄なのだと感じます。

このような背景はありますが、わたしがアジアンキッチンに実際に行ってみて、感じたことを素直に申し上げると・・・、スタッフさんの接客が非常にあたたかいことです。

ルワンダ人スタッフさん達がアジア料理のお店で働いているということ自体に私が嬉しく感じるものがあったのかもしれませんが、マニュアル通りの接客ではなくて、居心地の良い日本のおもてなしをルワンダでルワンダのスタッフにしてもらうことで、不思議と私は心が温まりました。

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