エチオピアの歴史についてとちょっとだけ現代政治のお話。
次にさらっとエチオピアの歴史についてもお話させていただきたいです。
僕自身、この国の歴史はもっと学ばないとなとは思っているので、なにせ長い歴史、かつなかなかエチオピアの歴史に関する本を探すのも難しいのが実情です。マンガ『エチオピアの歴史』とかどなたか書いてくださったらすぐにでも飛びついて読みたいものです。笑
そんなこんなで、エチオピアは3000年の歴史を有する国です。
3000年の歴史ってすごいですよね!
歴史のプロではないので、ざっくりとかいつまんでしまいますが、3000年前、イスラエル王国のソロモン王、シバの女王がエチオピアの歴史のルーツになっています。
ソロモン王とシバの女王の間に産まれたメネリク1世という人がいてですね、そのお方が、エチオピアの起源と一般的に考えられています。
基本的に旧約聖書の世界観を拠り所に人々の尊敬を集めて国を統治してきたのでしょう。実際に学問としてエチオピアの歴史を捉える際には、エチオピア帝国として12世紀あたりからはトレーサビリティーも可能なようですね。
まぁ最後の皇帝ハイレセラシイまで断続的に皇帝家としての系譜をもって国家を統治してきた歴史があるってことでよろしいかと思います。
最後の皇帝ハイレセラシイ1世、ラスタの方々からはジャーとして崇められています。
ハイレセラシイ1世が最後の皇帝になってしまった要因はいくつかありますが、オイルショックなどに起因する国内の飢餓に対して自分のペットであるライオンに肉を与えている写真などが流出する一方で国民の飢餓を黙殺したことなどがあるようです。
国民の不満が頂点に達したタイミングでエチオピア革命が起きて社会主義体制へと移行していったわけです。
社会主義独裁体制はメンギスツ書記長によって1991年まで維持されましたが、エチオピア人の友人などに聞くとこの時代はなかなかタフだったようです。
結局、飢餓の拡大を抑制することもできず、隣国ソマリアとのオガデン戦争などの戦争により国民からの不満が高まり反政府勢力との内戦が激化して社会主義体制は崩壊したようです。
1991年以降は、現在の連邦共和制になっています。
最近の政治動向
ちなみにですが、先月中旬に突如エチオピアの前首相ハイレマリアムさんが辞任の意向を表明しました。なんだかんだで、1ヶ月以上も新首相が決まらずにきていましたが、ようやく3月27日にDr. Abiyさんが新首相に就任する見通しがたちました。
前首相の辞任理由については、主に民族間の対立が原因になっています。
連邦共和制に移行してからというもの2012年までメレスさんというカリスマによってこの国は急速な発展を遂げてきましたが、彼の出身部族が北部のティグライなんですが、人工構成上ティグライ人は6%程度と言われていますが、彼の影響により、政治、軍、経済ともに人口構成対比影響力が強いことに対して、民族構成上マジョリティを握るオロモ人とアムハラ人が不満を募らせたというのがすごくざっくりとした背景だと思います。
新首相に就任するDr. Abiyさんはオロミア州出身のオロモ人で、民族融和を目指す方向性とのことから、最大民族出身かつ他の民族に対する配慮も伴って国をより良い方向に引っ張ってくれると期待するエチオピア人が多いのが印象的です。
いずれにしても今後の動向には注目したいですね。
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大手銀行を辞めてエチオピアで起業!一般的な家庭に生まれた僕がアフリカに辿り着いたワケ!
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