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テラドローンのアンゴラ現地法人であるテラドローンアンゴラ社は、大手国際石油メジャーと共同で、アンゴラ国内のオフショア油田にて、ドローンを活用した油流出事故の現状把握をするための実証実験に成功しました。ドローンを活用することで 、油流出に関するデータが迅速に得ることができ、事後対応がスムーズに行えるようになります。

地下資源を豊富に持つアンゴラ

Ilha do Cabo, Luanda

アフリカ南部に位置するアンゴラ共和国は、産業用ドローン市場において大きな可能性を秘めています。アンゴラは、ダイアモンドなどの鉱物資源、加えて石油などの地下資源が豊富であり、アフリカで第2位の石油ガス産出国として知られています。

近年、その潤沢な資源により、アンゴラ国内の経済は急成長しており、石油関連設備の点検やインフラ開発での地形計測の需要が高まることが予想されます。

テラドローン、アンゴラに進出

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写真:握手を交わす塩川巧氏(中東アフリカ事業開発責任者)と ノリバルド・アルメイダ氏(テラドローンアンゴラ事業開発責任者)

世界最大の産業用ドローンソリューションプロバイダーであるテラドローン社は、海外においてオイル&ガス、電力、マイニング分野を中心とした保守・点検サービスの展開を加速させているほか、建設、GIS、UTMなど幅広い分野でもソリューションを提供しています。

2019年5月にはアンゴラのドローン点検サービスを提供するOcean Atlantic Internationalと出資契約を締結し、新たに現地法人テラドローンアンゴラを設立しました。

Ocean Atlantic Internationalは、主に大手石油企業に対して、オフショア設備のインストレーションや生産支援、点検などのサービス全般を行うアンゴラ企業です。ドローンを活用したオイル&ガス設備点検ではアフリカを中心に大きな実績をもち、中でもオフショアにおける石油ガス設備の点検を得意としています。最近では、ISOなどの世界的な認証機関であるBureau Veritasと業務提携をしています。

ドローンで油流出に対する迅速な対応を実現

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写真:テラドローンアンゴラメンバーの操縦するドローンより、上空から撮影された写真

テラドローンアンゴラは、大手国際石油メジャーと共同で、アンゴラ国内のオフショア油田にて、ドローンを活用した油流出事故の現状把握をするための実証実験に成功したと発表しました。

この実証実験では、油流出のシミュレーションをするため、色のついた環境に優しい天然染料を海に放出。RGBカメラと偏光フィルターを搭載したドローンによる6回の飛行を実施しました。このデータが実際の現場で迅速に得られることにより、事後対応がスムーズに行えるようになります。

油流出事故は、経済的損失だけでなく、海洋生態系への甚大な被害をもたらします。さらには、この被害は一国にとどまりません。一度流出してしまうと、近隣諸国の海にも石油は広がり続けるため、油流出事故を起こした企業や国は、その周辺諸国から訴訟を起こされる事態に発展することもあります。

実際に2019年6月には、2009年にオーストラリア北部で発生した油流出事故をめぐって、インドネシアの海藻養殖従事者らがオーストラリアの石油会社に対し、およそ2億ドルの賠償金を求める裁判を開始しています。

このような被害を最小限に抑えるためには、油流出への迅速かつ効率的な対応が必要不可欠となります。従来では、現状把握を目的とした予備調査の際にヘリコプターやセスナ機を使用していましたが、ドローンを活用することで安全な調査が可能となります。さらには、有人機を使用する際の莫大なコストを削減できるほか、飛行申請が不要なため、迅速な対応が実現します。

テラドローン代表の徳重氏は「ドローンを活用することで、従来ヘリコプターにかかっていたコストを削減することができる上、油流出の被害状況をいち早く把握し、被害を最小限に抑えることができる。今後、全世界に対してこのようなサービスを行っていく。」と述べています。

テラドローンは、今後も油流出事故への対応をはじめ、ドローンの新たな活用に力を入れていく方針です。


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