エイズ孤児支援NGO・PLAS、食糧と手洗いを届けるアフリカ緊急支援を実施へ!

エイズ孤児支援NGO・PLASは、2020年4月15日よりクラウドファンディングプラットフォーム『Good Morning』にてケニア・ウガンダでの新型コロナウイルス感染予防と食糧・生計を支えるための緊急支援プロジェクトを実施しています。

HIV陽性のシングルマザーと子ども達など貧困下で暮らす人々へ、簡易手洗い場などの感染予防や食糧などの緊急支援を届けます。

アフリカでも感染拡大が続く新型コロナ


写真:PLASが活動するケニアのホマベイ県ビタ準群の様子

ケニア、ウガンダでも危機的状況をもたらしている新型コロナウィルス。HIV陽性のシングルマザーと子ども達など貧困下で暮らす人々は、より困難な状況に置かれています。社会に取り残される人々へ、簡易手洗い場などの感染予防や食糧などの緊急支援を届けます。

世界で猛威を振るっている新型コロナウィルス(COVID-19)は、アフリカでも危機的な状況を招いています。アフリカでの新型コロナウイルスの感染者数は1万人を超えており 、これからさらなる感染拡大が懸念されます。

2020年4月21日時点で、PLASが活動するケニア、ウガンダではケニアで296人、ウガンダで61人の感染が報告されています。

「感染者数1万人以上」は、欧米・中国と比較して少なく見える一方で、アフリカの多くの地域では医療体制が脆弱で、感染対策の基本となる「手洗い」の環境も整わない地域があるなど、さらなる感染拡大が懸念されます。

例えばケニアでは、新型コロナウイルス対応で使えるICUベッド数は4月初旬時点で全国でたった70床しかありません。人工呼吸器の数も限られており、体外式膜型人工肺(ECMO)などの高度な医療もほとんどありません。

貧しい人から亡くなっていく現状


写真:ケニアの受益者であるフィデリスさん(小学7年)とグレースさん(祖母)、PLASスタッフの三関さん

エイズ孤児支援NGO・PLASは、ケニアとウガンダのエイズ孤児たち、その周りのエイズに影響を受ける人たちが未来を切り拓き、前向きに生きてゆける世界を実現するために活動をしているNPO法人です。

2005年からケニアとウガンダで活動をつづけ、2万人以上の人にHIV/エイズの啓発教育を、そして昨年2019年は213家庭・856人の子どもに支援を届けました。

新型コロナは、PLASの事業地であるケニアやウガンダ農村部にも大きな影響を与えています。PLASはこれまで、ケニアのホマベイ県やウガンダのルウェロ県・ジンジャ県にて活動をしています。彼らは地域の中でも特に困難な状況に置かれた人たちです。

元々貧しい状態に、ロックダウンや経済悪化、物価上昇が影響し、命をつなぐ食糧さえも手に入らない恐れがでてきており、危機的な状況に陥っています。

この地域の多くのHIVとともに生きる人々は、少なくとも1か月分の抗HIV治療薬を持っています。ただ、日々の食事ができなければ、抗HIV治療薬 を飲んだとしても副作用に苦しむことになり、その過程で多くの方が治療をあきらめてしまうのも現実です。

PLASのウガンダの現地パートナー団体のジョイ氏は、このままでは「私たちのような貧しい人から亡くなっていく」と危機感を募らせます。

PLAS、2つの緊急支援を実施!

PLASは緊急支援として、新型コロナウイルスの感染予防活動を行い、最も弱い立場にある子どもたち、社会に置き去りにされる人たちの命を繋ぎます。

1)感染予防

石鹸や簡易手洗い場の設置、手洗い方法の啓発、新型コロナウイルスの感染予防の啓発を行います。

例えば、1家庭に約3か月分の抗菌石鹸を配布し、手洗い方法や新型コロナウィルスの感染予防の啓発を同時に行います。また、14の村で村長の協力の下、手洗い場を設置し啓発活動を行うことを計画中です。

2)食料・生計支援

HIV陽性のシングルマザー家庭や貧困家庭、HIV陽性の若者の家庭などに緊急支援として食糧等を提供します。ロックダウンで輸送が困難な場合等は必要に応じて受益者への直接の寄付送金も検討します。

また、小規模ビジネスを継続、再開するためのサポート、生計向上のための研修や開業の支援を行います。

例えば、ケニアのホマベイでは、HIV陽性のシングルマザー家庭に約16,200食を届けます。米、トウモロコシ、豆をパッケージにして、90家庭(1家庭には平均6人の家族がいます)に1か月分の食糧を届けます。


PLASの15年の活動の中で、緊急支援は初めてとのことになります。

そのきっかけは、数年間活動を共にしてきた現地のNGOからの1通のSOSメールでした。そこには”コロナウイルスの感染拡大予防に立ち上がり、プロジェクトを通して人々の「命を助けよう」”と書かれていました。

それから話し合いを重ね、感染予防だけでなく、いち早く食糧危機に備えて命をつないでいこうという本プロジェクトが立ち上がりました。

本緊急支援は、クラウドファンディングで寄付を集めながらも、一刻も早く支援を必要とする人々へ支援を届けるべく、PLASは既に自己資金で活動を開始しています。

是非みなさんの温かいご支援と応援をよろしくお願いいたします。

アフリカ緊急支援 「生きる」ために食糧と手洗いを届けたい

  • タイトル:新型コロナウイルス アフリカ緊急支援 「生きる」ために食糧と手洗いを届けたい
  • ページURL:https://camp-fire.jp/projects/view/255867
  • 目標金額:350万円
  • 募集期間:2020年4月15日~6月4日

プロジェクトページはこちらから!

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