新型コロナの感染抑制へ!国連連帯航空、医療用品を全てのアフリカ諸国に輸送へ!

最初の「国連連帯航空(UN Solidarity Flight)」が2020年4月14日、エチオピアのアディスアベバを出発しました。航空機は新型コロナウイルス(COVID-19)の拡大を抑制するために供給物資が必要なアフリカのすべての国に必要不可欠な医療貨物を輸送します。

WHO、アフリカ格好へ医療貨物を輸送!

世界保健機関(WHO)は、フェイスシールド、手袋、ゴーグル、ガウン、マスク、医療用エプロン、体温計、換気装置などをWFP国連世界食糧計画(国連WFP)により輸送しました。

またWHOの貨物には、100万枚の顔マスクと個人用保護具が含まれています。これらはアフリカ大陸全体で30,000人を超える患者を治療する医療従事者を保護することができます。

その他、アフリカで新型コロナ感染を抑止するためにエチオパイのアビー・アハメド首相とジャック・マー財団、アリババ財団イニシアチブから寄付された多くの医療用品も同便にて輸送されます。

物資の配給に関する技術支援と調整は、アフリカ疫病予防管理センター(アフリカCDC)を通じてアフリカ連合が実施しています。

国連WFP、エチオピアに人道空港拠点を設置へ!

国連WFPは、エチオピア政府の支援によりアディスアベバ人道航空拠点を設立しました。これは新型コロナへの対応で必要な保護装備、医療用品、そして人道支援にあたる職員をアフリカ全土に輸送するとともに、人道支援者の医療救出を支えるものです。

国連WFPの航空とロジスティクスのスタッフ25名がアディスアベバのボレ国際空港に駐在し、24時間体制で運営します。

彼らは、乾貨物、温度管理や冷却保存が必要な貨物の倉庫内の保管場所を編成し、その後の空輸に備えます。

また国連WFPはアフリカCDCと協力し、アフリカ全土の国々に専用の貨物追跡、倉庫管理、カスタマーサービスを提供しています。

国連WFPは2020年3月25日に国連人道問題調整事務所(OCHA)により発足した、COVID-19に対応するために必要な20億米ドルのグローバルアピールの一環として、3億5,000万米ドルを要請しています。

この支援金により、重要な人道支援拠点を世界中に配備し、不可欠な医療貨物の保管と出荷を円滑にするとともに、貨物と人の航空輸送の連結、貨物船の手配、人道支援者や医療従事者のための航空機の手配と医療救出を提供します。


記事提供元:最初の国連連帯航空、COVID-19の医療用品をすべてのアフリカ諸国へ|PR TIMES

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