グレンモーレンジィ、アフリカで絶滅の危機に瀕するキリンの保全活動をスタート!

MHD モエ ヘネシー ディアジが取り扱うシングルモルト・ウイスキー『グレンモーレンジィ』は、ブランドの1つのシンボルとして表現してきた絶滅危惧にあるキリンの保全活動を、スコットランド王立動物学協会及びキリン保全財団とパートナーシップを結び、世界キリンの日である2020年6月21日(日)よりスタートしました。

活動は2022年末までとし、様々な形での保全活動のサポートを展開していくことでキリンの保全への貢献を目指します。

絶滅の危機に瀕するキリン

人口増加や政治的背景、密猟、家畜の過放牧、気候変動などの様々な理由によってキリンの生息地は脅かされています。

アフリカの南部を中心に生息するキリンは複数種いますが、過去30年間でその生息数が30%以上も減少しており、その頭数は約11万頭弱となっています。

多いように聞こえますが、アフリカに生息するゾウの約4分の1ほどしかいないと言われ、国際自然保護連合(IUCN)が定める絶滅危惧の恐れのある種のレッドリストに含まれています。

キリンはこれまで1種しか存在しないと認識されてきましたが、調査による9亜種生息していることが判明しています。

リストではキリンの1種が「危急」、複数種が「絶滅寸前」と「絶滅危惧」に指定されています。

中でもより希少な亜種であるヌビアキリンは、ウガンダを中心に3,000頭しか生息していないと言われ、深刻な絶滅の危機に追いやられています。

アフリカの大草原で葉を食む優雅なキリンの姿は、人々を癒してきましたが、絶滅の危機に瀕していることは残念ながらこれまで大きく取りざたされることはありませんでした。

保全活動は様々取り組まれ、近年では少しばかりの頭数の回復は見られるものの、大きな改善への道のりはまだ遠いのが現状で、専門家は「静かなる絶滅」を迎えているという警笛を鳴らしています。

キリンの保全活動をスタート!

完璧すぎるウイスキーと評されるグレンモーレンジィは、そのこだわりやフルーティーで華やかな味わいがウイスキービギナーからエキスパートまで多くのファンを魅了しています。

グレンモーレンジィは1843年の創業時から、スコットランドでもっとも高さのある蒸留器を使用しており、それは大人のキリンとほぼ同じ5.14mほどもあります。

背の高いポットスチル(蒸留器)は、繊細で華やかなアロマを持つ原酒を抽出でき、グレンモーレンジィの味わいの大きな特徴の1つとなっています。

キリンをブランドの1つのシンボルとして表現してきたグレンモーレンジィですが、実はキリンは絶滅の危機に瀕しており、6月21日の世界キリンの日を祝して、グレンモーレンジィはキリンの保全活動を開始しました。

グレンモーレンジィでは、キリンの保全活動のサポートとして、スコットランド王立動物学協会および、キリン保全財団と3年に渡るパートナーシップを結びました。

活動は2022年末までとし、様々な形での保全活動のサポートを展開していくことでキリンの保全に大きく貢献できることを期待しています。

キリン保全財団

キリン保全財団(Giraffe Conservation Foundation :GCF)は、国際動物保護団体として、アフリカ全土にわたり、政府や大学機関、ローカル団体や国内外の保全団体とともに、キリンの保全管理やその支援を行っています。

ナミビアにベースを置く慈善団体は2009年にジュリアンとステファニー・フェネシー夫妻によって設立されました。

ジュリアン・フェネシー博士は20年以上におよぶキリンの生体研究の実績を持ち、国際自然保護連合(IUCN)のキリン&オカピ専門家グループの座長も務めています。

オーストラリア、シドニー大学で生物学の博士号を取得しているフェネシー博士は、ヨーロッパ動物園・水族館協会の保全アドバイザーも兼任しています。

キリン保全財団(GCF) へのサポートとして、グレンモーレンジィは下記の通り、獣医、エキスパートスタッフ、設備への投資を実施します。

  • キリンたちの生息環境の整備と密猟からキリンを守ることができます。
  • キリンたちにGPSを取り付け、その行動や生息パターンをモニタリングし、研究します。
  • アフリカをベースにしている保全活動家たちのトレーニングやその活動のサポートをします。

スコットランド王立動物学協会

スコットランド王立動物学協会(Royal Zoological Society of Scotland:RZSS)は、野生動物の保護と研究を行う慈善団体で、エディンバラ動物園とハイランド ワイルドライフパークを所有しています。

1909年に設立され、自然や絶滅危惧種の保護の重要性を伝える活動をしています。

グレンモーレンジィはスコットランド王立動物学協会に対して下記のサポートを実施します。

  • グレンモーレンジィとのパートナーシップの期間内にエディンバラ動物園内にキリンを迎え入れ、その生態を研究するとともに絶滅に瀕しているキリンの状況を世界に発信していきます。
  • エディンバラ動物園は世界でも唯一の遺伝子研究設備を備えた施設であることを活かし、野生キリンの生体や繁殖についての研究に取り組みます。そしてその研究結果をGCFの保全活動に役立てます。

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