“好ましい”より、”好き”を。ウガンダ発ブランド「RICCI EVERYDAY」、リブランディングへ!

ウガンダ発のファッションブランド「RICCI EVERYDAY」は、ブランド5周年を迎え、よりパワーアップした「RICCI EVERYDAY」を届けていくを目指し、ブランドタグライン“COLOR, POWER”を中心としたリブランディングを実施しました。

RICCI EVERYDAY、リブランディングを実施!

2015年8月に創業した「RICCI EVERYDAY」は、豊富なバリエーションのアフリカンプリントの中でも、ひときわカラフルでプレイフルな生地を使用し、デザイン性のみならず機能性も兼ね備えたバッグやインテリアアイテム、アパレルを展開しているウガンダのライフスタイルブランドです。

製品は全て、ウガンダの直営工房において女性たちの手により生産されており、工房では都市部に暮らすシングルマザーをはじめ社会的に疎外されがちな女性たちを積極的に採用することで、彼女たちの自信と誇りを醸成することを目指して事業を展開してきました。

RICCI EVERYDAYでは、ブランド5年の節目を迎えるにあたり、これまでの事業の振り返りを行うとともに、顧客や作り手の女性たちにRICCI EVERYDAYがどのような価値を提供できるか約10ヶ月間議論してきました。

今後はウガンダや日本といった地域にこだわらず、世界中の女性が社会的通念や固定観念を乗り越え、本来のありたい姿を見出し実現できる世界を目指す、新たなブランドメッセージ・ロゴに刷新しました。

“好ましい”より、”好き”を。


新ロゴ、ブランドカラーに込めた想い!

新しいロゴには、丸みを帯びた“C”や少し尖った“A”や“V”など、特徴的なデザインのアルファベットを使用しています。
アフリカンプリントの大胆な柄やモチーフを想起させると同時に、多様な特性をもったものが一つの調和を生み出している様を描いています。

多様性で成り立つRICCI EVERYDAYのあり方を表現するロゴになっています。

また、ブランドのキーカラーである“RICCI BLUE”はこれからも大切に、新たなアクセントカラーとして“SPICE ORANGE”が選定されました。

この二つの色はウガンダでは馴染み深い、ナイル川と赤土に想いを馳せることができます。

大事なことは、自分が好きかどうか!

リブランディングに際し、代表の仲本千津氏は下記の通り、メッセージを発信しています。

「私たちは、カラフルでプレイフルなアフリカンプリントを使用したバッグや雑貨を取扱うブランド、RICCI EVERYDAYを2015年に創業し、この度お客さまからの日頃のご愛顧により、無事に5周年を迎えることができました。心より御礼申し上げます。

今後は、新たなブランドコンセプトとともに、世界中の女性が社会的通念や固定観念を乗り越え、本来のありたい姿を見出し実現することができる世界を目指していきます。

女性の活躍が声高に叫ばれて久しい日本では、環境や社会構造、社会通念に阻まれ思うように能力を発揮できず、生きづらさを感じる女性はいまだに多く存在します。

そうした女性は、「こうあるべき」というある種の”呪い”によって、自分らしさを見失ってしまうことさえあります。

そう感じたのは、私が銀行で働いていたときの経験が大きく影響しています。

当時の職場では、会社のルールとしてスーツの色やネイル、ヘアカラーなど細かく規定されていました。

私もルールに従ってグレーやネイビーのスーツを着ていましたが、どこを向いても同じ格好をした人だらけ。自分の個性が吸い取られ、自分がいなくなってしまうような気がしました。

『私はここにいるよ』

そう伝えようとささやかな抵抗運動として、スーツの中に着るインナーだけは、いつもユニークな色味や奇抜なデザインのものを選んでいました。

当時の私にとって「自分で決めた」色やデザインのインナーは自分らしさを守り、元気な気持ちをチャージしてくれるアイテムだったのです。私はこのままでいいのだと、心からの安堵感とある種の誇らしさを感じたことを今でも鮮明に覚えています。

私たちはアフリカンプリントという、想像を超えた大胆な色の組合せや柄のユニークさが魅力の製品をお客さまにお届けしています。アフリカンプリントに囲まれていると、まるで私たちに、

『固定観念や社会通念は関係ない。大事なことは、自分が好きかどうか』

と力強く語りかけているように感じます。

“「好ましい」より、「好き」を。”

皆さんが”自分らしさ”を見出す瞬間に寄り添うブランドでありたいと心から願っています。

そして私たちが応援するのはお客さまだけではありません。

ウガンダの工房では、都市部にくらすシングルマザーや元子ども兵といった、社会的に疎外された人々を「作り手」として生産活動に巻き込んでいます。

彼女たちは、元々は高等教育を受けられずコネクションもないためにまともな仕事につけず、日々の生活をどうにか成り立たせてきました。

中には、想像を絶するような経験をした人もいます。従来の価値観に従えば、彼女たちは援助や支援を受ける人たちであり、決して一緒に仕事をするパートナーではありませんでした。

しかし彼女たちは、今では仕事を通じて定期収入を得ながら生活を向上させると同時に、自らが手掛けた製品を誇りをもって世界に送り出すことで自信を得て、本来のありたい姿になって活躍しています。

『彼女たちを取り巻く固定観念を取り払い、彼女たちが輝く場を多く生み出したい。』

私たちはこの想いを大事にしながら、これからも事業と向き合っていきたいと考えています。


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