JICA、アフリカ開発基金へ約736億を円借款貸付!アフリカの経済成長と貧困削減に寄与!

国際協力機構(JICA)は、コートジボワールのアビジャンにて、アフリカ開発基金との間で、「アフリカ開発基金第15次増資のための借款」を対象として、736億100万円を限度とする円借款貸付契約に2021年2月16日に調印しました。

本事業は、アフリカ開発基金による第15次となる増資期間中(2020年6月30日~2022年12月31日)に同基金の支援対象国での事業実施に必要な資金の確保に貢献すると共に、アフリカ地域の最貧国の貧困削減と経済成長に寄与することを目的としています。

アフリカ諸国へ超長期・低利の融資及び贈与を実施!

アフリカ開発基金は、アフリカ開発銀行(African Development Bank : AfDB)グループの中で、アフリカ域内の後発開発途上国および貧困国を主な対象として、超長期・低利の融資及び贈与を行う機関です。

AfDBグループは「10か年戦略2013-2022」を策定し、重点5分野として、「電力へのアクセスの向上」、「食糧増産」、「工業化」、「地域統合」、「アフリカの人々の生活の質の向上」を掲げています。

アフリカ開発基金は、多くの先進国が厳しい財政状況に置かれる中、必要な資金を確保するため、第14次の増資以降、譲許的な融資による貢献が認められました。

第15次増資によりアフリカ開発基金に配分される資金は、この重点5分野を中心とした活動に活用される予定です。

アフリカ最貧国の経済成長と貧困削減に寄与!


イメージ写真 Photo by Eva Blue

JICAは「アフリカ開発基金第15次増資のための借款」を対象として、736億100万円を限度とする円借款貸付契約に調印しました。

今回の増資に当たって日本政府がアフリカ開発基金に対して行う拠出は出資と融資から成り、本貸付はそのうち融資に該当するものです

JICAはこれに加えて、日本政府とAfDBが2005年7月にアフリカ支援策として立ち上げた「アフリカの民間セクター開発のための共同イニシアティブ(Enhanced Private Sector Assistance (EPSA) for Africa)」の下で実施する事業を通じ、民間セクター開発支援も実施しています。

EPSAとは、融資および技術支援を通して実施するプログラムで、JICAは融資部分を担当しています。

融資方法には、(1)政府及び政府機関等に対するアフリカ開発銀行/基金との協調融資促進ファシリティ(ACFA)、(2)EPSAの下での民間セクター支援融資および(3)民間セクター支援を目的とした海外投融資の3つがあります。

JICAは、今後もアフリカ地域における重要な開発パートナーであるAfDBグループとの協力関係を維持し、アフリカ地域の開発に貢献していく方針です。


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