困難を乗り越えルワンダで義足を製作!活動継続のため、クラファンでサポーター募集中!

ムリンディ/ジャパン・ワンラブ・プロジェクトのルダシングワ真美さんは、1997年に東アフリカのルワンダ共和国の首都キガリ市に義肢製作所を立ち上げました。

ルワンダでは過去の大虐殺や近年増加する交通事故の影響で、手足を失った多くの障害者がいます。

一方で彼らに対する公的支援は必ずしも十分ではなく、障害者の社会復帰が現在でも大きな課題になっています。

真美さんの運営するNGO、ムリンディ/ジャパン・ワンラブ・プロジェクトは彼らに対して25年にわたって義足や装具、杖や車いすを無償配布し、今までにのべ12000人以上の人たちを支援してきました。

その活動は義足製作にとどまらず、障害者の社会復帰へも大きく役立っています。

ルワンダで義足製作を始めるまで

1989年、ケニアでスワヒリ語を学んでいたルダシングワ真美さんは、現地で紛争から逃れてきたルワンダ人のパートナー、ガテラさんと出会います。

彼からルワンダ大虐殺や同国の障害者の状況を聞いた真美さんは、義肢装具士になることを決意し、92年より横浜の義肢製作所に弟子入りしました。

1996年にはパートナーのガテラさんと共に、ルワンダで義足製作を目的とするNGO、ムリンディ/ジャパン・ワンラブ・プロジェクトを設立します。


写真:当時の真美さん、施設の看板とともに

その後ルワンダ政府から土地を譲り受け、キガリ市キミュルラ地区に本格的な義肢製作所を開設しました。

譲り受けた土地には義肢製作所の他にもレストランやゲストハウスを建設し、運営を行ってきました。

義肢製作所では義足の製作と並行して義肢装具士の育成を実施し、虐殺により多くの人が義足を必要としていたルワンダで、彼らに義足を提供し、社会復帰を力強く支援してきました。

その場所はワンラブ・ランドと呼ばれ、義肢製作所の他にも活動資金を生み出す為のレストラン、ゲストハウス、キャンプ場や障害者の社会復帰のための職業訓練校など、多くの施設が新たに併設されることになります。

活動場所は敷地内を川が流れる低湿地だったため、度々洪水の甚大な被害に悩まされましたが、そのたびに復旧作業に尽力し、ルワンダの障害者の方々のために義足製作を継続しました。


写真:ワンラブ・ランド全景

ワンラブ・ランド、突然の強制撤去と復活への道のり

低湿地ゆえの洪水により、実に5度にわたる大きな被害を受けたワンラブ・ランドですが、気候変動の影響で豪雨が増加したこともあり、ルワンダ政府は危険回避のために地域一帯の住民の立ち退きを要請しはじめました。

ワンラブ・ランドも例外ではありませんでした。

2020年2月1日、無情にも突然の強制撤去が始まったのです。

政府はその前日、ワンラブ・ランドに突然の立ち退き要請を伝えました。

20年以上活動してきた土地から即座に立ち退くことは出来ないと真美さんが返答したところ、政府は翌日突然ショベルカーを投入した建物の強制撤去へと踏み切ったのです。

当日はあまりに突然の出来事に、ワンラブ・ランド関係者の誰もが言葉を失い立ち尽くしました。

義足の製作が継続不可能になり、長年の居場所が失われてしまった現実に加え、その先の見通しや資金繰りの問題など、様々な困難が襲い掛かります。

想像を絶する困難の前に頭が一杯だった真美さんですが、再建にむけて立ち上がります。

ムリンディ/ジャパン・ワンラブ・プロジェクトのホームページ上や、クラウドファンディング等で、精力的に寄付を呼びかけたのです。

その結果、1000万円を超える資金を獲得することに成功しました。

集まった資金を元に義肢製作所の再建を進め、ついに2022年5月11日、念願の再オープンを果たすことが出来ました。

新たな施設にはレストランやゲストハウスも再建され、継続的な活動への原資となっています。


写真:強制撤去されるワンラブ・ランド

義足製作の活動継続のため、マンスリーサポーター募集中!!!

強制撤去された施設の再建はひと段落しましたが、一方で義足製作を継続していく為には日々の活動資金が必要です。

光熱費を始めとする施設維持費、義肢装具士や警備員等の人件費、業務車の維持費、義足の材料費など、多くの費用がサポーターの皆様の温かいご支援によって支えられています。

皆様の継続的なご支援が、ルワンダの障害者に義足を提供し、しいては社会復帰のきっかけへと繋がるのです。

500円から同プロジェクトを支援することができます。皆様の温かいご支援をお待ちしております。

また、皆様ぜひルワンダへお越しください。ルワンダを訪れ、大虐殺を含む負の歴史や、そこからの復興の過程へと思いを馳せるきっかけになれば幸いです。

そして、ルワンダを訪れた際には、ぜひワンラブ・ランドを訪問してみてください。併設のレストランでルワンダ料理を食べ、ゲストハウスへ宿泊することがプロジェクトの支援につながります!!


写真:義足の製作風景

クラウドファンディング概要

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