カシオ計算機は、アフリカにおける事業成長を目的に、中東のドバイ現地法人のアフリカ地域の管轄エリアを広げ、営業体制を強化しています。
それに伴い、11月1日より現地法人の社名を「カシオ・ミドルイースト(CASIO Middle East FZE)」から、『カシオ・ミドルイースト・アンド・アフリカ(CASIO Middle East and Africa FZE)』に変更しました。
時計や電卓だけじゃない!?多彩な商品を海外展開するCASIO
CASIOと言えば電卓やG-SHOCKに代表される時計のイメージが強いですが、実際には関数電卓や電子辞書、電子楽器や電子レジスター等の幅広い事業を手がけています。
そして売上の過半数を海外が占めるグローバル企業という特徴もあり、米国や中国をはじめ、シンガポール、スペイン、ドバイ、インド等に多くの現地法人を持ち、大規模な販売ネットワークを構築しています。
例えば日本ではあまり身近な存在ではない関数電卓は、海外で大ヒットしており、近年では世界で2000万代前後の出荷を記録しています。
アフリカ市場を開拓するCASIO!!
アフリカは、2050年には人口が現在の1.7倍に達すると予測され、消費活動の活発化が期待されることから、急速な経済成長が見込まれている地域です。
CASIOでもアフリカを重点市場の一つと位置づけており、特に成長戦略の核となる時計・教育・楽器事業を拡大するマーケットとして注視しています。
『カシオ・ミドルイースト・アンド・アフリカ』は、従来の中東およびアフリカの一部地域に加え、南アフリカ共和国やアンゴラなど東京本社が管轄していた国や、新規開拓国でも営業活動を行う予定です。
今回の同法人の社名変更を機に、『カシオ・ミドルイースト・アンド・アフリカ』は、中東・アフリカのハブ拠点として、市場におけるプレゼンス向上を図り、各国のユーザーに寄り添いながら、CASIO製品の浸透と事業拡大を目指していきます。