特定非営利活動法人 難民を助ける会が書き損じハガキ・切手キャンペーンを実施中です。
皆さんのご家庭にある書き損じハガキや未使用の切手が、東アフリカのウガンダ共和国で暮らす難民の子どもたちが使う文房具に変わります。
書き損じハガキ20枚で、新学期用の文房具「鉛筆4本、ペン4本、ノート8冊、消しゴム2個」を1人の子どもに届けることができます。
2022年度のキャンペーンでは、3万枚のハガキ・切手を集めることが目標です。
認定NPO法人 難民を助ける会とは?
NPO法人 難民を助ける会(以下、AAR)は、1979年に日本で発足しました。当初はインドシナ難民を支援することを目的に発足しましたが、活動分野や地域を広げながら、65を超える国、地域で支援実績を積んできました。
現在はカンボジアやラオス、アフガニスタン、ケニア、ウガンダなど16の国で活動を展開しています。
政治や思想、宗教に偏らない活動や、困難な状況下の人々の中でも、特に弱い立場の人々に対して長期的な支援を実施していくことがAARの特徴です。
ウガンダで生活するコンゴ難民とその子どもたち
ウガンダ西部では、1990年以降、内戦などで治安の悪化が続くコンゴ民主共和国から逃れてきた約42万人以上の難民を受け入れています。
AARが教育支援を行っているウガンダ西部のチャングワリ難民居住地で暮らすコンゴ出身の難民の内、半数以上が就学期の子どもです。
彼らの初等教育の就学率は95.4%ですが、中等教育に進学できる子どもは4%しかいません。
小学校の中退や中学校に進学できない理由の一つに、学用品を買うことが出来ないという経済的な事情があります。
AARのウガンダでの活動
AARはウガンダ西部で子どもの教育支援を行っています。
この地域には、難民の数が増加する一方、教育支援が不十分だという問題があります。
そんな中AARは、学校建設や教科書の配付、保護者や地域住民向けに学校運営に関する研修などを行い、子どもたちが安心して学べる学習環境の整備に取り組んでいます。
現在のウガンダでは経済的な理由から、ノートも鉛筆も持たずに学校へ来る子どもたちが少なくありません。
ノートをとることも、宿題を提出することもできず、学ぶことを諦めてしまう・・・
そんな子どもたちに文房具を届けるために、書き損じハガキや切手を集めるキャンペーンを実施してるのです。
キャンペーン概要
- 募集期間:2023年4月10日まで
- 集めているもの:
①書き損じた年賀状・官製ハガキ
②未使用の年賀状・官製ハガキ
③未使用の切手 - 送り先:〒141-0021 東京都品川区上大崎2-12-2ミズホビル7F AAR Japan 物品募集係