Memawoakye!!(メマヲマーチ!!)
西アフリカのガーナ共和国よりおはようございます。
昨日任地から2時間のビーチに遊びに行こうとしていた時のこと。
いつも以上に道を歩いている人が多い。
何やら主要道路以外の道で、トロトロ(乗り合いバス)やタクシーの交通が止められているらしい。
というのも、ガーナでは毎月第一土曜日はNational Sanitation Dayなんです。
つまり朝みんなで外に出て道に落ちているゴミを拾おう!綺麗にしようね!という日。
だけどあまりその成果が表れていないからか、4月に入ったタイミングで政府が強行策に踏み出したようです。
公共交通機関を止めてやろう!
そしたらみんな移動できないし、家に留まって掃除するだろう!
・・・ガーナ政府よ、マハマさんよ(大統領)、ちょっと安直すぎないか、、、
もちろんそんなことで掃除をする人が増える様子もなく、
おかげさまで、ふくよかなガーナマダムが、筋肉隆々のガーナ男性が、足の悪いおばあちゃんが、みんな仲良く歩いている。
これじゃ、National Exercise Dayじゃないかよー!!!!!
と思いっきり突っ込んだところで、ホスピタリティの塊、ガーナ人ご近所さんが「俺がなんとかしてやる!」と私のために幹線道路に出る車を探してくれる。
「これに乗っていきなさい!」
ありがとう!!!!!
・・・ってこれambulanceって書いてある!!!!!
救急車じゃんかーい!!!!!
人生で初めて、しかもガーナで、救急車デビューを果たしました、小林です。(助手席だけど!)
まあそんなこんなですが、ガーナ政府がSanitationに躍起になっているのはよく分かるんです。
ゴミが原因で爆発事故!?ガーナの深刻なゴミ事情。
ガーナではどこに行っても道ばたに大量のゴミが落ちています。
実はこのゴミによって昨年6月には大惨事も。
首都アクラにて、集中豪雨により洪水が起きてガソリンスタンドに逃げ込んだ約150人が爆発事故によって亡くなったんです。
ポイ捨てされたゴミが排水溝をせき止めたことも、洪水の一因となったようです。
爆発の原因については明記されていなかったと思いますが、ゴミによって引火して、、ということもなくはないでしょう。
これはもう、どうにかしなくてはならないのです。
私の任地では、昨年赴任した当初はゴミの回収システムが機能しておらず、各家庭で燃やして処理をしている状況(ダイオキシン・・・)でしたが、最近ではゴミ箱が設置され回収業者が来てくれるようになりました。
しかし施設があるわけでもなく、恐らくどこかにまとめているだけであると思われます。
任地でプラスチックリサイクルのシステムを確立させよう!と今動き始めたところですが、まずリサイクルのための機械を持っている企業が数える程度しかない。しかもほぼ首都アクラだけ。
一方ゴミとして捨てられてしまうだけだったものの特性を活かし、商品価値を生み出す「アップサイクル」の取り組みが少しずつ始まっています。
ガーナで広がる取り組み「アップサイクル」とは!?
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