アフリカ発の上場を目指す!誠実な努力が報われる社会の実現への挑戦!〜HAKKI AFRICA 小林CEOインタビュー〜

■ 信用から生まれる好循環

ーーHAKKI AFRICAについてリサーチしていると、「信用」という言葉が度々出てきて、これがキーワードなのかなと思いました。事業のコアの部分に繋がる言葉なんでしょうか。

▶︎まず、融資における自分なりの信頼と信用という言葉の定義を明確にさせてください。

僕は信頼を「無償の愛に近く、何も返ってこなくていいからその人に何かを渡す」。信用を「返ってくるのを期待するから貸す」と定義しています。

信用じゃなくて信頼ベースの融資では貸付と言うよりも寄付になってしまい、返ってくることを期待していないため、限界があると感じています。しかし、信用をベースに置くとお金が循環していきます。

その信用を可視化している我々の行動によって、信用ベースでお金が回ることがスタンダードになっていけばと思っています。

金融サービスは人々の生活の中心であり、人々が経済に参加して苦境から脱却し、成功の機会をつかみ、夢を追求することを可能にします。信用の可視化によって経済がスタートし、一方通行で持続的じゃなかったものが、もっとサステナブルで拡大していく、お互いに拡大していけるというところに至っているのではないかと感じています。

ーー同じ金額を動かすにしても、それが循環するかどうかで結果は大きく変わるのですね。HAKKI AFRICAは多額の資金調達に成功したという点で話題になることが多いですが、日本から資金調達をしている理由はあるのでしょうか。

▶︎理由の一つをあげるとしたら、日本とアフリカ両方の経済に貢献できるからです。

ケニアでは、資金需要に対する供給の不足から、多くの機会損失が発生しています。その一方、日本の多くの銀行は多額のお金を預かっていて潤沢な総資産があるにも関わらず、貸出先がないという課題を抱えています。

そんな現状に対して、日本で滞留しているお金を調達し、アフリカで融資するという我々のやり方は、日本とアフリカどちらの経済にも寄与できる、一つの解決策だと信じています。

また、僕としてはこれを間接金融だなと思っています。弊社が日本の銀行から調達をして、そのお金をアフリカの人々に融資するということは、日本の銀行に預金している方々が、間接的にアフリカに投資をしているのと一緒なんです。

■ HAKKI AFRICAの従業員について

ーーHAKKI AFRICAのメンバーや社員の人と向き合う時に、意識していることはありますか。

▶︎僕が直接指示を出すことはあまり多くないですね。自分で考えてもらい、アイデアを全部出してもらった後に、承認するという形をとっています。

一見丸投げ状態のようですが、ちゃんと回っているかをチェックした上で、その人の自主性に任せています。機械化すべきところは機械化し、本当に人間が介入すべきところだけに絞っているので、個々人が自分の期待役割を理解し、業務に従事しています。

ーー自主性に任せているからこそ、先ほど話されていたように、皆さん一生懸命頑張ることができるのかもしれないですね。

ーーHAKKI AFRICAの事業が盛り上がっているのは、やさしいビジョンがあるだけでなく、見ている人をワクワクさせる魅力のようなものがあるから、周りの人が応援したくなるんですね。

■ 新規メンバーを募集中!

ーー現在、新しいインターン生や社員を募集しているとお聞きしました。今まさにHAKKI AFRICA全体として次のフェーズに入ろうとしている段階で、どんな人材を求めていますか。

▶︎新興国で何か大きなインパクトを残したい、そんな気概のある日本人に是非応募していただきたいです。

現時点での能力よりもパッションを重視しています。パッションや思想は能力以上に大事だと思っているので、何か熱いものを持っていてくれたら嬉しいです。その考えが多少僕と衝突してくれても全然良いです。

また、一番成長できる企業であることは間違いなくお約束できると思っています。これは自分に発破をかけるためでもありますが、成長できる環境を提供し続けたいなと思っています。

会社のフェーズでいうと、(2024年8月現在)3年後に東京証券取引所のグロース市場の上場を目指しています。

アフリカでの事業の軸に据えた日系企業が、日本市場で上場した事例はまだありません。弊社が初の上場を成し遂げることで、日本の市場にインパクトをもたらし、歴史の一ページを開いてみせます。

また、日本の方が預金しているお金が、銀行を通してHAKKI AFRICAというアフリカの企業に、アフリカの人々に流れている実感を得ていただき、手触り感のあるお金の流れが増えることを期待しているため、東京市場での上場を目指しています。

ーーありがとうございます。日本人の多くはケニアやアフリカに来たことがなく、ケニアで働くというイメージがすごくつきづらいと思います。「アフリカでのインターンや仕事に興味を持っているけど自分にできるのか不安で迷っている」という方に向けてコメントをいただけますか?

▶︎最近、日本人からするとそもそも弊社の求人はハードルが高いということに気づきました。日本人のパスポートの所有率は17%で、そこから国や大陸を分類していくと、アフリカに関心がある人は数%しかいないと思います。しかし、もうちょっと気軽に来てほしいです(笑)。

我々は結構崇高なビジョンを掲げているように見えて、実は悩んで暴れ回って泥臭くやっている部分も結構あります。一個一個の課題に対してずっと頭を悩ませながら、社員と議論しています。

そこまで気負わずに、まずは体験がてらに来ていただきたいです。弊社では航空券なども出しているので、長期がベストではありますが、6か月程度や、それ以下の期間とかでも一旦まず応募していただけるとありがたいです。

ーーパッションさえあれば、アフリカに行ったことがないからとか、アフリカについての知識が全くないからとかは気にしなくていいと言うことですね。たくさんの質問にお答えいただき、ありがとうございました。

HAKKI AFRICAでは新規メンバーを募集中!

世界が注目する「最後の成長市場アフリカ」で、人生で一番充実して、一番濃い時間を過ごす仲間を募集します。スタートアップとして大きく躍進を目指す中で、新しい風を吹かせ、一緒に成長していける人を待っています。

詳細は以下からご覧ください!

⚫︎募集ポジション

  1. 長期有償インターン
  2. 中途採用(IR・広報・事業管理・バックオフィス全般)
  3. CFO

⚫︎報酬

経験に応じて要相談(渡航費支給、ビザ代支給、家賃は当社で負担します)

⚫︎勤務地

ナイロビ・ケニア / オンライン可(長期渡航可の方を優遇)

⚫︎応募条件

  • 英語力 TOEIC700点以上が目安(会話力重視)
  • インターンを含む6ヶ月以上業務経験有りの方を優遇
  • 海外拠点勤務で正社員登用を希望する方を優遇

⚫︎業務内容

  • マーケティング、パイロットプロジェクト運営、財務、上場準備、広報
  • ※報酬〜業務内容は長期有償インターンの場合です。中途採用、CFO採用につきましては個別でご相談させていただきます。

⚫︎メッセージ

  • 超急成長のFintechスタートアップで新しい歴史を創る当事者になりましょう。

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