株式会社Dots forは、南部アフリカ・ザンビアの地方農村地域において、三井物産系のfarmers 360° link(以下、FL360)と提携し、分散型通信・デジタルプラットフォーム「d.CONNECT」のフランチャイズ展開を2025年5月より開始しました。
本事業は、西アフリカのセネガルやベナンで実績のある通信インフラとデジタルサービスの提供モデルを、4,000km離れた南部アフリカに初めて展開する取り組みです。
通信・電力インフラが整備されていないザンビア農村部において、ソーラーパネルによる給電とスマートフォンを活用した数百~数千の動画やアプリケーションの提供を通じ、教育や情報アクセスの格差是正を目指しています。
通信も電力もない村に広がるデジタル教育環境
今回のプロジェクトでは、Dots forが開発・運営する「d.CONNECT」という分散型通信・デジタル化プラットフォームを、ザンビアの地方農村に初導入しました。
FL360の支援を受け、農村部の小学校の屋根には太陽光発電用のソーラーパネルが設置され、電力インフラがない地域に通信環境を構築しています。
このシステムは、電力やインターネット網の整備が不十分な地域でも機能し、スマートフォンを活用することで住民が数百~数千の動画やアプリケーションにアクセスできる環境を整備します。
教育や農業技術、健康情報などのデジタルコンテンツを通じて、情報へのアクセス格差の是正と生活の質の向上が期待されます。
さらに、Dots forの理念である「技術も知識も不要ですぐに簡単に通信・デジタルインフラとサービスが作れる」を体現するシステムとして、技術的な知識を持たない地域住民でも導入・運用が可能な設計がなされています。
プロジェクトはすでに現地の校長や教員へのトレーニングを伴っており、現場での実装も始まっています。

写真:ザンビアの小学校の校舎屋根にシステム給電のためのソーラーパネルを設置
三井物産系FL360との連携による社会インパクト
本プロジェクトは、ETG(Export Trading Group)の子会社であるFL360とDots forの協業により実現しました。
FL360は、アフリカ45カ国で農業サプライチェーン事業を展開しており、小規模農家からトレーサブルな国際認証コットンを調達し、環境や人権に配慮した形で支援を行っています。
今回のDots forのシステム導入も、提携先のファッションブランドの支援を受け、同社が支援する農村部でのデジタル化支援を加速させる一環として実施されました。
FL360のManaging Directorである小林希氏は、「電気も通信もないザンビアの農村で数千の動画コンテンツにアクセスできるようになったことは非常に大きなインパクトです」とコメントしており、今後はアフリカ全土への普及を見据えた活動を進めていくとしています。
農業とテクノロジーを掛け合わせた新たな地域支援モデルとしても注目されており、農村に住む人々が情報を得て世界と繋がるための足がかりになると期待されています。

写真:小学校に設置されたDots forの分散型通信システム
西アフリカの実績を南部アフリカへ拡張する意義
Dots forは、2021年に創業され、アフリカの地方農村に特化した通信プラットフォーム「d.CONNECT」を通じて、これまで誰も手を付けなかった未通信地域に通信・デジタルサービス・デバイスを一体提供してきました。
西アフリカではすでにベナンやセネガルでの導入実績があり、今回のザンビアでのフランチャイズ展開は、南部アフリカ初の導入事例となります。
Dots forの創業者でありCEOの大場カルロス博哉氏は、「farmers 360° linkとDots forは、4,000km以上離れた場所でそれぞれ『アフリカ農村の人たちを、正しく世界の経済の中に組み込む』という共通のパーパスを持って活動しており、今回の協業はその象徴的な一歩となる」と述べています。
今後は、2030年までに西アフリカで2億人をインターネットに接続するというミッションのもと、さらに多くの農村地域へ展開していく方針です。
単なる通信インフラの提供ではなく、収入向上や社会参加の機会創出に貢献する仕組みとして、アフリカ全土での活用が見込まれます。
- 記事提供元:farmers 360° link をパートナーとしたザンビア地⽅農村でのフランチャイズ展開を開始|PR TIMES
















