バナナペーパーを通じて持続可能な社会の実現を目指すイベント「ワンプラネット・ペーパー®フェス2025大阪」が、11月7日(金)に大阪・本町で開催されます。
株式会社高速オフセットは今年も出展し、同社のサステナブル紙プロジェクト「KAMIKEN」による「バナナ名刺プロジェクト」や「マグネット作り体験」など、体験を通じて楽しみながら学べる取り組みを展開します。
参加費は無料で、先着来場者にはコーヒーチケットの特典も用意されています。
大阪・東京同時開催でフェアトレードを発信
2025年11月7日(金)に開催される「ワンプラネット・ペーパー®フェス2025」は、東京・大阪の2会場をオンラインでつなぐ形で実施されます。
会場では、バナナペーパーをはじめとするサステナブル素材の展示や、エシカルな社会づくりをテーマとした講演・中継企画が予定されています。
大阪会場は「おおきに会議室(大阪市中央区)」にてライブビューイング形式で実施され、東京で行われるセミナーをリアルタイムで視聴できます。
基調講演では、アパレルブランドCLOUDYを展開する株式会社DOYAの銅冶勇人氏が登壇し、「ファッションを通じて社会課題をリデザインする」取り組みを紹介します。
また、エシカル協会の末吉里花代表理事や株式会社UPDATERの大石英司氏らが登壇するディスカッションも行われ、フェアトレードやエシカル消費の重要性が議論されます。
さらに、バナナペーパー発祥地ザンビアとの中継も予定されており、現地の工場スタッフと直接つながりながら、ものづくりの現場や社会的インパクトについて理解を深めることができます。
大阪会場では先着50名にコーヒーチケットのプレゼントもあり、気軽にサステナブルな学びに触れられる機会となっています。
高速オフセット、バナナ名刺プロジェクトを大阪で初展開
大阪市西区に本社を構える株式会社高速オフセットは、「ワクワクする紙製品でサステナブルな世界をつくる」をテーマに掲げるプロジェクトチーム「KAMIKEN」とともに、OPPフェス2025大阪に出展します。
注目は、2024年から全国で展開している「877人から始めるバナナ名刺プロジェクト」の大阪初実施です。このプロジェクトは、フェアトレード製品であるバナナペーパーを広める取り組みの一環として、希望者に30枚の名刺を無償提供するものです。
会場で名刺交換またはKAMIKENのInstagramをフォローすることで参加でき、学生や名刺を持たない来場者もスタッフへの申し出で参加可能です。
デザインはビジネス、カルチャー、ネイチャー、オオサカの4テーマに加え、オリジナルデータ入稿も選択できる全8種類。大阪限定デザインも登場し、来場者の注目を集めそうです。
2025年9月時点で同社が印刷したバナナペーパー名刺は累計15万枚を突破し、ザンビアの工場での直接雇用日数は209日に到達。単なる印刷物にとどまらず、雇用創出と環境保全の両立を実現しています。
KAMIKENでは教育機関との連携や子ども向け講座などを通じ、紙を通じたエシカル教育の拡大にも取り組んでいます。
新体験「マグネット作り」で紙の可能性を広げる
高速オフセットのブースでは、来場者が実際にバナナペーパーに触れ、体験できる「マグネット作り体験」も実施されます。この企画は、バナナペーパーを活用した新たな商品アイデアを探る研究活動の一環として考案されたものです。
体験は有料ですが、会場で同社のアンケートに協力した方には、先着で1回分の無料体験チケットが配布されます。
この試みは、紙の可能性を再発見し、サステナブル素材の価値を生活の中で体感してもらう狙いがあります。
同社はこれまでにも「エコチルSDGsキャンプ」や「類塾プラス共創授業」など教育分野での連携を進めており、子どもから大人まで楽しみながら学べる企画づくりを強化しています。
「ワンプラネット・ペーパー®・フェス2025」は、気候変動や資源偏在、人権問題など多層的な社会課題に対し、紙を通じたサステナブルな未来を描く取り組みとして注目されています。
世代を超えた共創と対話の場として、大阪からもフェアトレードの輪を広げる貴重な機会となるでしょう。
















