アフリカは世界で最も人口が増えている場所であり、多くの若者が住んでいる場所です。現在、アフリカ大陸には15歳以上24歳以下の若者が約2億人以上暮らしており、その多くが教育を受けられるようになりました。世界銀行によると、2030年までには20~24歳の60%の若者が、高校生卒業までの教育を受けられる環境になるそうです。
そして今、アフリカでしっかりと教育を積んだ若者たちが、アフリカ経済を支えるべく起業家としてスタートアップを立ち上げています。
9月に開催されているAnzishaアワードでは、経済的・社会的問題の解決に寄与するビジネスを起こした起業家たちが賞金7万5,000USドルをかけて競い合っています。出場資格はなんと17歳から22歳。過去には、カメルーンで医療関係者に妊婦の出産期日を計算するアプリを開発した起業家やウガンダで女性のためにマイクロファイナンス機関を立ち上げた起業家がそれぞれ2万5,000USドルを掴み取りました。
アフリカではインフラも通信設備も役所関係も未整備なところがまだまだ多いです。しかし、アフリカの若者たちが自ら自国の経済のために立ち上がっているのには、強い感銘を覚えます。以前私が参加したセミナーにおいてアフリカの外務省関係者は、「今のアフリカは、日本でいうと明治維新のような状態だ」と述べていました。自国の経済を支えるべく新たな起業家たちが、アフリカで続々と生まれてくるんでしょうね。次に世界を席巻するビジネスを生み出すのはアフリカかも!?
Photo by:africanappproject
引用元:CNN