トイレ調査で確認した5項目!!
[よいトイレ5か条]
①トイレの蓋がある(たい肥にするためには、蓋をする必要がある)
②屋根がある
③手洗い場がある(石鹸付が理想)
④入口にドアかのれんがあり、プライバシーが保たれる
⑤清潔に保たれている
理想のトイレはこんな感じ。
まずは村の村長さんに挨拶をして、一緒に各家を回ります。
ここのトイレはどうかな・・・。一軒一軒確認。
(2016年4月サニタリーモニタリング(マラウイ) 55秒)
もしトイレが不適切に使われていたら、指導をして改善してもらうように頼みます。
ある家を訪問したとき、トイレの蓋が小さすぎるということがありました。
上司がバケツの蓋を持ってきて、具体的に改善例を示して「こういうのを使ってね」とアドバイス。
(2016年4月サニタリーモニタリング(マラウイ) 2分18秒)
その時の様子をムービーに収めた様子がこちら!
写真で見るよりも、リアルに農村の様子が分かると思います!
・・結果、3日間で3村落、約300軒を回りました!
2つの村落のトイレモニタリングの結果がこちら!
トイレがない家が12%もありました。
トイレを作るというのは経済的に負担がかかるもの。
「今までトイレなしで過ごしていたんだから、別に要らないじゃん。」と不満を漏らす農民の方もいて、
文化や慣習を変えてトイレを作ってもらうのは、一苦労だと実感しました。
また、手洗い場がない家が多数でした。
(手洗い場がないと答えたのは5%となっていますが、当日に改善するといった住民はOKになっているので、実際はもっとたくさんいます。)
シマを手で食べる文化のマラウイなのに、トイレで手を洗わないのは衛生的にかなり悪いです。
石鹸が置いてある家はたったの5軒(210軒中)でした。お金がなくて買えないみたい
農村の家はこうなっている!
ムービーの中にも出てきましたが、マラウイの農村ではわらと煉瓦で出来た家が一般的。
実際にはどんな作りになっているんでしょうか?
一般的な家を絵に描いてみました。
上記の家の見取り図がこちら。
一般的な家を絵に描いてみました。
上記の家の見取り図がこちら。
寝室以外の機能が、ほとんど屋外にあるのが特徴的。
①トイレ
綺麗なトイレから、
②シャワー
シャワーと書きましたが、シャワーなどはなく水浴びするのが一般的。
③キッチン
3つ板を使用した、簡易コンロを使っている家がほとんど。
つまずいて火傷を負う子供が多いので、問題になっています。
④鶏小屋
鶏を飼っている家がほとんど。高床式の鳥小屋がありました。
高床式だから、ふんが落ちてたい肥として回収しやすい仕組みになってます。
⑤皿干し代
とても便利だと思ったのが、この高床式皿干し代。
日差しが強いマラウイでは、あっというまにお皿が乾きそうです。
⑥洗濯場
農村は電気が一般的に普及していないので、もちろん洗濯機はありません。
外で手で洗うのが通常。
⑦花壇
見た目は簡素かもしれませんが、オシャレにも抜かりありません。
花壇をつくったり、花を植えたり、家をアレンジしたい気持ちはどの国でも一緒です。
家の様子、いかがでしたか?
レンガ&わらで出来ていますが、作りはとても考えられていて機能的ですよね!
その国・環境にあった、家の文化があるのだなあと思いました。
以上が、アフリカ・マラウイの農村でした!
「こんな世界があるんだ!」「行ってみたい!」と思ってもらえたら嬉しい限りです。
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