ルワンダ在住歴1年、竹田憲弘(@NoReHero)です。
現地で(しかも田舎で)生活していて便利だなーと思うのが「モバイルマネー」。携帯電話を利用した送金システムです。
そもそも「アフリカの人たちって携帯使うんだ!」と驚く人も多いでしょう。ルワンダの携帯普及率は78.2%(※16年3月時点)とされています。
※引用元:Mobile phone penetration rate rises marginally to 78.2% in March| The New Times
ぼくはこのモバイルマネーで、電気と電話とネットの料金を支払ってます。
登録&デポジットさえしておけば、いつでもどこでも入金可能なんです。
デジタル面では遅れていると思われがちなアフリカ生活ですが、きょうはこの便利なモバイルマネーについて紹介します。
とってもニッチな情報ですが、どこかのだれかのお役に立てば幸いです。
※昨年3月に投稿したものをベースに、情報を追記して新たに作成した記事です。
モバイルマネーに無料登録
まずは携帯ショップに行って、モバイルマネーに登録しましょう。
ぼくが使っているのは「MTN」という会社。おもな電話会社はほかに「Tigo」や「Airtel」があります。
IDとパスポートのコピーを携帯と一緒に渡し、所属先や端末の登録者名など確認された後、モバイルマネーのPINコード(5桁)を設定して、無事に登録完了。
モバイルマネーの登録自体は無料で可能です。
デポジット
デポジットする金額の目安
モバイルマネーに登録ができたら、デポジット(入金)しておきましょう。
ぼくは毎月ネット代に25,000RWF、電気代に10,000RWFくらい?、電話代(エアタイム)にちょこちょこと使ってるので、毎回30,000~60,000RWFくらいデポジットしてます。
もちろん何度も入金するのが面倒であれば、多めに入れといてもいいと思います。
デポジットできる場所
デポジットできるのは、以下の3箇所。
- MTNショップ
- 道端にパラソルを出しているMTNの路上スタッフ、
- MTNの代理店になってるアリメンテーション(※)
※水やお菓子、ちょっとした生活雑貨などを売ってる小さなよろず屋さん。
アリメンで30,000RWFデポジットしようとしたら、「金額が大きすぎる」と断られたことがあります。まとまったお金を入れるときはMTNショップか、パラソルの路上スタッフのところに行きましょう。
デポジットする方法
以下の流れでデポジットできます。
- 入金したいお金を渡し、金額を確認
- 電話番号を伝える
- スタッフがPCや携帯で電話番号を入力
- 「Norihiro Takeda?」と名前を確認される(電話番号に紐付いた登録名がスタッフの端末に表示される)
- 合っていたら、入金してもらう
- 完了後、自分の携帯にSMSが届く
これで各種サービスに入金可能です。
モバイルマネーで入金できるサービス
モバイルマネーを使えばさまざまなお金のやり取りをすることができますが、ここではぼくが実際に使っている電気(キャッシュパワー)と電話(エアタイム)とネットの入金方法について説明します。
電気料金(キャッシュパワー)支払い方法
「*182#」に電話をかける。
※「182」だけでなく「*」も「#」も入力必須です。
1) ENを選択(EN=Engllsh, KIN=Kinyarwanda)。
2) Buy を選択。
2) Electriciy を選択。
送金したい金額を入力。
メーター番号(カードの11桁)を入力。
このカードに書いてある11桁を入力。
MTNショップで設定した5桁のモバイルマネー用のPINコードを入力。※携帯自体のセキュリティコードとは別です。
「すぐに確認のメッセージが送られてきます」の表示。ここで残高も確認できます。
成功するとこんなSMSが届きます。あとはこれに書いてある20桁の番号をメーターに入力すれば電気の補充完了。
家にこんなメーターがあるはず。お金が切れそうになると「ピッピッピッ」ってなります。うるさい。
MTN側の問題か、通信環境のせいか、何度やっても失敗する状態が一定時間続くことがあります(しかもわりと頻繁に)。
「停電しちゃったのに入金できない!」という事態を避けるために、余裕をもって入金しておきましょう。
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ここまで進んでいたのですね!!
驚きました。