シェフにシマの作り方を教えてもらった!
シマづくりを教えてもらったのは、
週1で通っていたお気に入りのレストランのオーナーさんと仲良くなったのがきっかけ!
これがお世話になったレストラン(K-V Restaurant and take away)
オーナー:「シマって作ったことあるの?」
わたし:「ないよ!作り方わかんない。」
オーナー:「じゃあ教えてあげるよ!すごい簡単だよ!」
そんなたわいもない談笑から始まった話。
毎週レストランに行くたびに、二人とも乗り気になってきました。
約束の日時を決めて、シマレッスンが開かれることが決定!
なんとレストランの厨房を貸してもらえることになりました。
約束の土曜日、さっそくレストランへ。
朝飯抜きのペコペコな状態で、レッスン開始!
「待ってたよ!じゃあ厨房へ!」
厨房はこれかあ~!
使うのは、炭火の厨房。
マラウイでは電気が通っているのに、電気コンロではなくあえて炭火で料理する人が多いんです。
慣習的な理由か、そっちの方が美味しくできるのか。
オーナーと2人のシェフに見守られる中、シマづくりスタート!
~シマの作り方~
①お湯を作る
まずはきれいな水でお湯を作ります。
ここで沸騰させないことがポイント。
②トウモロコシの粉を入れる
水が温まったら沸騰する前に、ウファと呼ばれるトウモロコシの粉を投入。
ここで入れすぎると膨らみすぎるので、少量がベター。
③かき混ぜる
3~5分かき混ぜると、粘り気がある状態になります。
この作業が思ったよりも大変!
炭火なので煙が目に入るは、粘りすぎててかき混ぜるのに力が要るは、
シマづくりは簡単じゃないことを知りました・・。
シェフ:「ちょっと貸して!」
結局、やってもらうことになりました。笑
④水とトウモロコシの粉を再投入
粘り気がでてきたら、水とトウモロコシの粉を再び入れて、硬さを調整。
この作業が一番大事!
クリーミーなシマになるか、ぱさぱさのシマになるかはここで決まります。
私:「水と粉、どれくらいの割合で入れるの?」
シェフ:「え~っと、これくらいかな!」
一番大事な水とシマの割合ですが、曖昧な返事しか返ってきませんでした。
たぶん、長年のカンで作っているから説明が難しいのかも。
頭より体で覚えろってやつですね。
⑤油を塗ったヘラですくって、完成!
ちょうどよい粘り気になったら、鍋を火から離し、
油を塗ったヘラでシマを10cmサイズに分けます。
そして完成!
おなかペコペコだった私は、付け合わせのチキンと野菜をもらって食べたのでした♪
ちなみに付け合わせのチキンはこれ。トマトスープベースです。
(そのあたりに放し飼いになっている鶏を使っているので、心なしか日本のチキンよりも美味しい。)
野菜はこれ。Chipandiと呼ぶようです。
シマをマスターした後は、チキンと野菜にチャレンジしたいなあ。
次は、レストランのオーナーに日本食を教えてあげることを約束!
遠い島国の日本に興味を持ってもらえるって嬉しい限りです。
人と人との毎日のふれあいが、文化交流というものなんだなあと実感した一日でした。
(詳しいレシピはこちら! : マラウイ共和国大使館公認のシマ(Nsima)のレシピ
マラウイ共和国大使館のマラウイの食について)
チェワ語でHow are you?は、Mulibwanji? が一般的です。
マズカバンジ―はきっと、Mwadzuka bwanji? をカタカナチにされたのだと思いますが、おはようの方が適切だと思います。