東アフリカに位置するケニアの最大手通信会社サファリコム(Safaricom)が国内にてシェアを伸ばしています。直近3ヶ月のサファリコムは音声トラフィックが82億分に達し、国内シェアを75.9%へと拡大させました。
ケニア通信局(The Communications Authority of Kenya )によると、7-9月に伝送された音声トラフィック数は国内シェア1位の通信会社サファリコムで82億分であったことが明らかになりました。国内2位のエアテル(Airtel)が8.42億分、3位のオレンジ(Orange)が8.42億分、エクイテル(Equitel)が25万分となっています。
国内シェアはサファリコムが68.8%から75.9%まで拡大する一方、エアテルは20.2%から16.2%に減少し、各社が打ち出した特別サービスやキャンペーンによって明暗が分かれる結果となりました。
この3ヶ月間でケニアの主要通信会社4社全体で、前四半期の35%増となる総計108億分の音声通信が行われました。これはケニア人1人が1ヶ月に約95.8分通話したことになり、前年の85.6分を大幅に上回っています。
ほぼ1人に1台携帯が普及するケニアでは、携帯のSMSを使った小口送金(M-PESA)やモバイル預金などが国全体に浸透しています。今年は中国のスマホメーカー「小米科技(シャオミ)」がケニアへの市場参入を発表するなど、ケニアのモバイル市場が盛り上がっています。現在、中国のHuaweiや韓国のSamsungなどの格安スマホが普及段階にあり、今後モバイル分野でのビジネスの可能性がより広がっています。
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