ボツワナは乾季が到来し、サファリシーズンになりました。
欧米からたくさんの観光客が北部エリアにきています。
というわけで今回はサファリ関連の投稿。動物紹介です。
サファリでBIG5=ゾウ、サイ、ライオン、ヒョウ、バッファローをサファリで見れれば最高!と、欧米人の感覚や日本の広告に思い込まされていませんか?
案外、ライオンやヒョウ、サイ、ゾウって日本の動物園にいるんですよね。
そして意外といないのがアンテロープたち。アンテロープとはウシ科の草食動物で、ぱっとみシカっぽい動物たちです。(詳しくはWikipedia レイヨウ参照)地域によって分布も違うのでボツワナ国内でも「このエリアではよくみかけるけど、他にはいないな」ということ多々あります。アフリカにきたらなら、その地域特有のアンテロープたちに目を向けてみるのも面白いと思います。ここではボツワナにいるアンテロープを紹介します。
※もちろんライオンやヒョウも地域によって種類が微妙に異なることがあります。
※以下の名前表記は、日本語名(英語名/ツワナ語名)となっています。
リーチェウ(Lechwe / Letswee)
世界でもチョベ、オカバンゴエリアにしか生息しない、ガチでボツワナでしか見れない動物。後ろ足が発達しているため背中が前に向けて斜めになっているのが特徴。オカバンゴの泥を蹴って走るために発達したと思われる。水辺近くにすむことでライオンなどネコ科(泳げないので水が嫌い)の脅威を避けている。写真はモレミ・ゲームリザーブで撮影。オスの筋肉がムキムキ。
プークー(Puku/Phuku)
リーチェウと同じく世界でもチョベ、オカバンゴエリアにしか生息しない、こちらもボツワナでしか見れない動物。やはり水辺を好む。写真はチョベで撮影。水辺にいるため近寄れたことがないので遠景です。
セーブル・アンテロープ(Sable Antelope/Kwalata entsho)
ボツワナ北部の動物保護区の奥地(チョベかモレミ)でしか目撃情報がないアンテロープ。その名の通りオスはsable=真っ黒。メスは茶色まじりで子供は茶色。黒の毛並みが美しい。とてもセンシティブで人をみるとさっさと逃げてしまう。写真はチョベで撮影。
インパラ(Impala/Phala)
繁殖力が強く、チュリ、カサネ、モレミなどやたら多くみることになる。ゲームドライブをしているとかなりの数の集団でいる上、人がきても逃げないため、途中からありがたみが全くなくなるが、日本では見れないので必見。史上最速の動物調べると上位にくい込んでくる。時速80kmくらいはいけるらしい。
オスのみ角あり、メスは角なし。典型的な群れはオス1頭にメスたくさんのハーレム状態を形成している。(リーダーのオスが集団に他のオスが入る事に許可を与える場合もあったり、オスだけの集団、メスだけの集団など、いろいろある。)おしりに黒い線があるのが特徴でM字に見える。「あれはライオンのファーストフード、おしりのMはサファリマックという意味だ」というジョークはガイドの常套句。写真はチュリブロックで撮影。
クドゥ(Kudu/Tholo)
ほとんどの動物保護区でかなりの確率で遭遇するし体格も大きいにも関わらず、人間からの逃げ足が早く撮影困難な動物。車や人間に気がつくとすごい勢いで隠れる。ガイド曰くは、「角が素晴らしい動物は密猟にいやすく、センシティブになっている」とのこと。ボツワナでの密猟は極少数とのことですけれどね。写真はチョベで撮影。
スプリングボック(Springbok/Tshephe)
見ての通り歌舞伎役者みたいな顔が特徴。中部のセントラル・カラハリ・ゲームリザーブ、南部のカラハリ・トランスフロンティア・パークにやたらいるが北部でみかけたことがない。写真はカラハリ・トランスフロンティア・パークで撮影。
スティーンボック(Steenbok/Phuduhudu)
50cm程度の小型のレイヨウ。群れを形成せず、オスメスともに広いブッシュで巡り会う相手を探しているんだとか。かなりの確率で遭遇できるが見つかるとすごい勢で逃げるので写真が撮れないこと多し。オス(写真左)は角あり、メス(写真右)は角なし。写真はモレミ・ゲームリザーブで撮影。
ヌー(Wildebeest/Kgokong)
和名は、ウシカモシカ。たまに大群がいる。ナタバードサンクチュアリの囲い内にいるようで、かなりの確率で見れるが、モレミやチュリなど他ゲームリザーブでも遭遇率が高いのでそこまで珍しくはない。写真はナタで撮影。右側のメスのおしりからへその緒がでている。中央の子供を産んだばかりと思われる。
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