「アフリカでビジネスをしたい。」

今、あなたの胸の中では、アフリカでのビジネスへの想いが沸々と湧いているかもしれません。一方、ただでさえ、あらゆることがスローなアフリカ。そんな環境の中でビジネスを展開させるためには、主要言語でのコミュニケーションスキルはマスト。

「語学は得意じゃないけど、アフリカには行きたい…」

そうですよね。例えば英語圏だとすると、当然ながら英語は必要です。とは言え、ただ英語ができればOKとは少し違うんです。実は語学力に加え、確実にビジネスを前に進めるために重要なのは、現地での信頼関係の構築。

分かるけど、どうやって?

今回は、英語コーチとしてケニアで活動している私、金子が、自身のケニア生活経験をもとに、これを実践するだけで信頼がぐんと得られやすくなる、そんな英語コミュニケーションのテクニックを1つお届けします。

想いよりも、現地語習得よりも大事な、英語力+アルファのスキルとは?

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「英語力以外にもまだ必要なスキルがあるの?」 そう思われるかもしれません。

と言っても、ネイティブ並みの英語を学べ!とか、TOEICは900点以上!ということではありません。中学の基礎英語ができれば、アフリカで英語でビジネスをしていくことは十分可能です。

一方、英語力「だけ」では、現地でビジネスをしていくのは簡単ではないかもしれません。プラスアルファで持っておくべきスキルがあります。それが、相手から信頼されるコミュニケーションスキルです。

どういうことかお伝えしますね。

アフリカでビジネスをしていく上で、想いは人一倍でも、そして現地語が上手になったとしても、英語ができないとビジネスが進まない…ということに必ず遭遇します。

例えば、移民局、ビジネス関連の管轄組織や弁護士などとのやりとりは不可欠で、事務手続きは、書類も交渉もすべて英語。

さらに、ビジネスをしていくと気づくことがあるんです。それは「キーパーソン」の登場。例えば移民局ではあれば承認権限者だったり、そこにつなげてくれる敏腕代理人だったり、新規取引先のボスだったり。このキーパーソンといかにいい関係を築けるかで、あなたのビジネスの加速力は全く変わってきます。

そこで英語力に加えて大事になってくるのが、相手から信頼されるコミュニケーションスキルなのです。

アフリカでは、アメリカより英語でのコミュニケーション力が求められるワケ

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私自身、ケニアでのビジネス経験を通して確信していることがあります。

ちょっと意外に思われるかもしれませんが、それは、

アフリカでは、アメリカ以上に英語でのコミュニケーション力が求められる』ということ。

「え?アメリカよりも?」 そう思われるかもしれません。

多くの場合、日本人はノンネイティブと話すときの方が緊張しないと言います。相手も英語を母語とせず、自分の英語が間違っていても、「相手もネイティブじゃないし」ということが、コミュニケーションをとりやすい空気感を作ってくれるからです。

一方で、アメリカであれば、ネイティブに囲まれることで、英語力だけを比べると壁が高いとも言えるのですが、私自身のアメリカ経験を踏まえても、英語での「コミュニケーションスキル」という点では、アフリカの方がテクニックが求められると思っています。

どういうことでしょうか?

例えばアメリカでは、多くのことが自動化・IT化・マニュアル化されていて、それを前提に物事が進み、一定のプロセスをたどれば概ね得たい結果が得られる土壌があります。

かたや、これはアフリカの多くの地域に共通することだと確信していますが、法律や社会の規範があるとはいえ、多くの場合、人と人との利害関係で物事が動きます。

ケニアでは「何を知っているかより、誰を知っているか(It’s not what you know, but who you know.)」と言われるほど、人がビジネスの要になるのです。

「書類提出して2週間待っても返事なしだったのに、この人に頼んだら20分でことが済んだ…。」ということは日常茶飯事。

つまり、ルールがカンタンに捻じ曲げられたり、キーパーソンの一言で流れが変わるような国で、ビジネスをいかに早く軌道に乗せ、いかに効率的に展開できるかは、あなたのコミュニケーション力にかかっているといっても過言ではありません。

だからこそ、アフリカでビジネスをするには、英語でのコミュニケーションスキルは先進国以上に必要となるのです。では、そのキーパーソンとの交渉において、どんなアプローチが有効か、今日はすぐに実践できる1つをお届けしたいと思います。

次ページ>> キーパーソンとの交渉で、絶対に言ってはいけないひとこと。


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金子 まりな
学生時代にスリランカ・アメリカに滞在。国際NGOにて英語クラス事業に7年半携わった後、外資系デザイナーズブランドに転職。オランダ本社とのメールやテレカンを経験。2014年、日本での仕事をやめ単身ケニアに移住。現地のモノづくり事業のサポートにかかわった後、ナイロビの旅行会社に勤務。退職後、多国籍の人との生活・仕事経験から得た英語コミュニケーション力をダイレクトに生かしていきたいと、業界トップの英語コーチに師事、独立。現在は相手から信頼されるストレスフリーの英語コミュニケーション術を軸に、海外で生活する人・したい人を応援する英語コーチングプログラムを提供している。ブログとメルマガにて英語上達やコミュニケーションのコツを公開中。メルマガ登録はこちらから!