アフリカ・ガーナの代表的な交通機関といえば、乗り合いバスのトロトロ。
人々の生活の傍にはいつでもトロトロがあります。
注意していただきたいのは、全然トロくはないということですかね。笑
溢れんばかりの荷物を積んでいても、今にも壊れそうなボロボロな車体でも、猛スピードでかっ飛ばします。
今回はそんなトロトロの魅力、そしてガーナの交通事情についても少し、書いてみようと思います。
大変だけど何故か虜になってしまう、トロトロの魅力
- ぎゅうぎゅう詰めにされます。数時間そのまま動けないこともあるので、降りる頃には程よく潰れて良いダイエットになること間違いなし!車酔いしやすい人には、精神の修行になることでしょう。隣に体臭のキツい人なんかが来るとさらにキツいです。
- 両側からビッグなマダムに挟まれると、サンドイッチのハムになった気分を味わえます。
- 乗るとき・降りるとき、よく頭をぶつけます。そんなこんなで私は何度もトロの入り口に頭をぶつけています。
- 赤ちゃんを後ろにおぶったままお母さんが車内に入ってくることがよくありますが、その際は誰かしら近くにいる人が赤ちゃんの頭に手をかざして頭をぶつけないようにします。
- 中の座席の配置がなんとも下手くそなトロが多い。乗り降りしにくい。
- 「メイツ」と呼ばれる人がドアの開け閉めから、料金徴収、客寄せまで、こなします。
- 誰がどこから乗ってどこで降りるか、記憶してテキパキ仕事しているのでいつもすごいなと思っています。
- たまに横を見ると、足を縛られた鳥のつぶらな瞳と目があったりします。動物も乗れます!
- ウィンドウショッピングできます!ガーナで数か月暮らせば、ちょっと信号で止まった僅かなすきにささっと買い物ができるようになりますよ。これぞ本当のウィンドウショッピング!
- ステーションで発車を待っている時、信号待ちしている時、頭に商品を乗せた物売りがやってきます。ちょっとつまめるお菓子から、がっつりしたお弁当、歯ブラシ、サンダル、子どものための英語教材、さらにさらに、怪しげな薬、「夫婦生活を円滑にするには」ってタイトルの啓発本、、、びっくりするほどいろいろなものを売りにきます。
- なかなか発車しません。読書がはかどるかと思いきや、窓の外からは何かと例の売り子さんから「オブロニー!」ってちょっかいをだされるから、わりと疲れます。私は最長で5時間くらい待ちました。
- 長距離移動のトロに乗る時には、ステーションで人が満席になるまで待ちぼうけです。
次ページ>> 日々ドラマが生まれるトロトロの魅力!
1 2