アフリカでビジネスを考えている人へのアドバイス

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続いて、現地に腰を据えてビジネスを展開している仲本さんならではの目線で、アフリカの事業環境についてお話していただきました。

アフリカビジネスのプラス面

  • ビジネスチャンスにあふれている
  • 規制や既得権益が少ない分、新規事業を立ち上げやすい
  • 豊富な労働人口
  • 農業(輸出)はポテンシャルが高い

アフリカビジネスのマイナス面

  • 不明瞭な制度、税務
  • 物流の問題
  • 価値観の違い
  • 政治の安定や治安に極端に依拠
  • 労働人口の教育水準の低さ
  • 資金回収の困難さ
  • 市場規模はまだまだ小さい

仲本さん「マイナス面ばかりが並んでしまいましたが(苦笑)、やっぱりそれが現実なんです。法制度がすごく属人的で人によって言うことが違うとか、いい大学を出た人でさえもエクセルをまともに使えないので優秀な人材の採用には苦労するとか。ただマイナス面を知っておくことで、問題を回避することはある程度できるかなと。

また、アフリカの情報はWEB上に出回っていないので、足を使って情報をとっていくしかありません。現地に出向いてネットワークを構築しながら、ビジネスが可能かどうかを見極めてください。そして、最初は小さく試行錯誤しながら、モデルを検証することをおすすめします。

ひとつ利点として、日本のサービスのきめ細やかさは差別化要因となり、ビジネスチャンスに結びつくこともあります。弊社のビジネスもそれに該当し、日本のものづくりに対する考え方は、現地の生産サイドや販売サイドにプラスの効果をもたらしています。」

ビジネスで大切にしている2つのこと

最後に、仲本さんが自身のビジネスで大切にしている2つのことを教えてくれました。

1、従業員がいかに心地よく働けるか

仲本さん「私は従業員を一番大事に考えていて、きちんとした生活が送れる給与水準を保つこと、貯蓄制度を設けること、年金制度への加入、研修制度の充実など、従業員が安心して気持ちよく働ける環境をつくるようにしています。従業員のモチベーションを保つことで、いいものを生み出せると思っています。

あと気をつけているのは、『魔がさす』事態を回避すること。ウガンダの従業員たちは、私たちの想像を超えた環境で生きていて、たとえばお金が必要になったとき、魔がさして目の前にあるお金を結盗んでしまう、なんてことも十分に考えられます。しかし私のビジネスを通して社員たちを犯罪者にするわけにはいかないので、彼女・彼らが困ったときに私もしくは会社として力になれるよう、普段から会社の制度構築を進めていこうと考えています」

2、前に進みながら考え、PDCAを回す

仲本さん「戦略を立てて実際に行動してみたけれど、予想とは全然違う結果が出たということは頻繁にあります。私自身、動くことで得られる生の情報を大事にしています。実行→修正→実行→修正をいかにスピーディーにやれるかが、ビジネスをうまく回すカギになると思います」

ボリュームたっぷりのお話のあとは、アフリカビジネスラボ恒例の交流タイム。セネガル料理を囲みながら、ゲストと参加者たちの会話がはずんでいました。セネガル料理を提供してくれた神保町のアフリカカフェバー「Blue Baobab Africa ブルーバオバブ アフリカ」にも、ぜひ足を運んでみてくださいね!

次回のアフリカビジネスラボは、詳細が決まり次第、Africa Quest.comにてお知らせします! 現地でビジネスを展開する方の貴重なお話が聞けるチャンスですよ〜。どうぞ、お楽しみに♪

この記事は「恋する旅ライターかおり/小林香織」のブログからの転載です。

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恋する旅ライターかおり/小林 香織
2014年ライターデビュー。約15年間の会社員生活を経て、フリーランスに転身。東京を拠点に、ときどき国内外を旅しながら、地球上にあふれている心ときめくストーリーを綴る。働き方を含めたライフスタイル、人生ストーリー、旅、恋愛、体験記など、幅広く執筆。生き方の選択肢を提供し、自由にライフスタイルを選びとれる人を増やすことがミッション。ウガンダ発のファッションブランド「RICCI EVERYDAY」との出会いを機に、アフリカンプリントに一目惚れ。