お葬式のイメージと言えば、厳かな雰囲気の中でお経が読み上げられる。
故人を想い、別れを悲しみ、暗い雰囲気が会場全体を覆っている。
こんな感じではないでしょうか。
ただ、ところ変われば文化も変わります。
アフリカの西部に位置するガーナ共和国。
ここガーナではお葬式の雰囲気が日本とは全くの真逆なんです!
なぜか会場全体に響く陽気な音楽。
そしてリズムに合わせて、棺桶を担いだダンスパフォーマンスが披露されるのです。
百聞は一見にしかず、ぜひ動画を御覧ください!!
陽気すぎるガーナのお葬式とは?
陽気な音楽に合わせて現れたのは黒いスーツに身をまとった男たち。
ステップ踏みながら登場した彼らの肩に担がれているのは、なんと棺桶です。
まるで神輿でも担ぐように前に後ろに軽快に踊ります。
参列者も超ノリノリです。
まるでどこかのパーティー会場にでも紛れ込んでしまったかの様です。
ガーナの葬式のアゲアゲな理由は文化の違いにあり!
そもそもなんでこんなにガーナの葬式は盛り上がっているのでしょうか。
それにはもちろん理由があります。
ガーナでは人間は死んだ後、また新たな人生が始まると信じられており、「死」は「新たな始まり」と捉えられます。
つまり、ガーナにとって葬式とは、故人の死は悲しむ為のものではなく、新たな人生を得た故人をみんなで祝福するための儀式なんです。
なので葬式ではこのようにダンサーたちが招待されることがあるそうです。
故人を盛大に送り出すために、棺桶を運ぶ男たちは陽気な音楽とドラムのリズムに乗せて踊るのです。
ところ変われば文化も変わる。
とても興味深いですね。