【女子大生ルワンダ滞在記】レストラン「Asian Kitchen」で6か月のインターンを終えて。

幅広い仕事が自信につながった

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― レストランではどんな仕事をやっていたの?

もともと料理やデザインが好きだったので、
メニュー開発、メニューや催促物のデザインを中心に行っていました。

でも得意なことだけでなく、
財務関係、オペレーション管理、スタッフのマネジメント、接客、在庫管理などなど
経営に関わることまでかなり幅広い仕事を任せてもらいました。
特にお金周りやオペレーションは苦手意識が強かったので、
あじきちで経験できたことがかなり自信に変わりました。

やりたい!と言ったことは、基本あじきちのためになるものであれば
自分で責任持ってやることができる裁量権があります。
ビジョン策定ミーティング、自社デリバリー、売上データのIT化などなど、
未熟でしたが、自分発信で様々なことに挑戦する機会を頂けました。

社長からも、常に厳しめのフィードバックをもらえるので、
自分がどの位置にいるのか、何ができて何ができないのか、成長課題は何かが見極められます。

参考:1日の流れ

基本的には社長の唐渡 千紗さんと分業しながら仕事をしているのですが、
働く時間帯は日によって変わります。

9:00~
出社。朝の5分間ミーティング
その後、業務スタート。
仕込みのチェック及び手伝い、人手が足りている時はデザインや事務系の業務など。

14:00~
ランチの営業が落ち着いてきたら時間をみつけてまかないランチ。

16:00~
スタッフ交代、引き継ぎなど
夜も基本的にランチタイムと業務内容はおなじ。
空いている時間で新メニュー開発なども。

22:00
ラストオーダー。
お客さんがいなくなり次第、閉店・帰宅。

― 休日は決まってる?

基本的に週に1日です。
休みの日は自由にルワンダを飛び回っておりました。

たまには2日連続でお休みを頂いて、南部の方に泊まりにいったり
「恋するフォーチュンクッキー Rwanda ver.」の撮影、
DMM.Africaのビジネスコンテスト参加、

小学校でプレゼンさせてもらったり、友人の家に遊びに行ったり。
アカゲラ国立公園や虐殺記念館訪問などの観光もさせてもらえました。

あじきちは基本毎日忙しく、やることも山のようにあるのですが
ちゃんと休みをもらえてリフレッシュできたのはとてもありがたかったです。

「信頼関係」で困難を乗り越えた

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― アジキチでのインターンで、どんなところが難しかった?

日本との食材の違い、お客さんとの英語のやりとり、予想できないお客さんの数。
多発する断水や停電。壊れるトイレ。野菜の値上げや食品の輸入。
海外での飲食店経営の難しさは常に感じていました。

その中でも個人的には、ルワンダ人スタッフのマネジメントに苦戦しました。
全員が全員というわけではないのですが、基本自分が悪いのを認めようとしない、
モチベーションの上げ下げが激しい、言葉が通じない、完全に他責的。。

最初は全然いうこと聞いてくれませんでした。
それに加え、私は嫌われるのが怖くて「注意する」「叱る」ということが苦手だったので、
そこのギャップに苦しんでた時期がありました。

― なるほどね~、どうやって乗り越えたの?

結局は信頼関係なのかな、と思います。
自分が誰よりも働く、みんながやりたがらないことをやる、
誰かが困っていたり助けが必要だったら率先して助けに行く、
不満や正直な意見をちゃんと向き合って聞いてあげる。

時間がかかる人もいましたが、
「この人はちゃんと自分たちのこと見てくれている」
そう思ってもらえてから、距離がぐっと縮まりました。

本音を言ってくれるようになったし、注意しても聞いてくれるようになったし、
本気でキレて険悪な雰囲気になっても、翌日には仲直りできる関係になりました。
「ぽんのいうことなら信じるよ」
そういってもらえる信頼関係が築けたのは大きかったです。

インターン生は、マネージャーとスタッフの掛け渡し役、
いわば中間管理層というやつだと認識しています。
マネージャーの意見や決め事を噛み砕いてスタッフに理解してもらい、
彼らの本音をちゃんと引き出し、気持ち良く仕事をしてもらう。

あじきちでの経験のおかげで、異国においても価値観も文化も違う国籍の人たちでも、
根本的なマネジメントの仕方は変わらないんだという確信を持つことができました。

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