神戸デジタル・ラボ(KDL)は、国際協力機構(JICA)が支援している東アフリカ・ルワンダのトゥンバ高等技術専門学校(TCT)と提携し、2017年よりアフリカでのビジネス展開を目的とした情報技術の支援を開始します。実践力のある人材育成を通じ、アフリカ経済の振興支援と市場開拓を狙います。

IT立国を目指す、東アフリカの小国ルワンダとは!

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東アフリカに位置するルワンダ共和国は、小国ながら1,210万人が暮らしており、アフリカで最も人口密度が高い国と言われています。また地形的に小さな丘が連なっておることから「千の丘をもつ国」とも呼ばれています。

ルワンダはIT立国としてアフリカのITの拠点を目指しており、政府の方針によって通信インフラの整備やIT人材育成に邁進しています。首都キガリ市などの都市部では、ルワンダ最先端の技術者が集結してICTへの取り組みを進めるなど飛躍的に発展し続けています。

一方で、ルワンダでは政府の方針によってIT人材育成に邁進しているものの、ルワンダの大半を占める農村や地方ではIT化が進んでおらず、ビジネスの実践における最先端の技術を伝授できる人材が慢性的に不足しているという課題があります。

ルワンダの技術学校と提携!技術支援を通じてIT人材の育成に貢献!

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神戸デジタル・ラボ(KDL)は、ルワンダの首都キガリにあるトゥンバ高等技術専門学校(TCT:Tumba College of Technology)と情報技術支援で提携したと2016年12月21日に発表しました。TCTは、産業と社会のニーズに対応できる高い技術力を備えた人材を育成する、科学技術の専門学校です。

この提携は、TCTとしてはKDLから実践的な技術を学んで高い技術力の人材を輩出し、KDLとしてはアフリカ経済の振興を支援するとともに、巨大市場として世界が注目するアフリカ現地の現状に関する情報収集とビジネス展開を狙いとしています。この提携により、KDLとTCTは今後定期的に遠隔による交流を実施し、TCTの教員に対してソフトウェア・アプリ開発技術の向上に向けた支援を実施することで、ルワンダが抱える上記の様な課題の解決を図ります。

神戸デジタル・ラボ、アフリカ経済の振興支援と市場開拓を目指す!

KDLは2016年5月、ルワンダとのICT分野における経済・交流連携を進める神戸市の取り組みで市長らとともにルワンダを訪れ、現地民間団体や企業とのディスカッションに参加しました。また同年10月には新技術創造係IoT班のメンバーが、具体的なビジネス展開を進めるべく神戸市の視察に同行し、ルワンダ最先端のIT技術者が集結する首都キガリ市を訪問しました。

キガリ市の公立職業訓練センターを訪れた際に、KDLは現地の衣料品や家具などの出荷時の様子を見て、商品の品質保持バーコードを読み込んで検品するスマホアプリのプロトタイプを滞在期間中に制作しました。TCTは、KDLが制作した検品用スマホアプリを見て現地で実用化したい意向を示し、KDLはアプリのソースコードをその場で寄贈しました。これが契機となり、両者は定期的に交流する中でアプリの実用化開発等を通じて技術を実践的に伝授することで合意しました。

今回の取り組みを通じて、KDLとTCTはルワンダの人材育成および経済振興に貢献し、将来的には輩出した技術者を通じてルワンダ企業だけでなく、アフリカ市場と日本企業のビジネス展開を進めていきます。

アプリのソースコード寄贈の経緯、現地での反応などをご紹介したルワンダ視察レポートはこちらはご覧いただけます。
http://www.kdl.co.jp/special/rwanda-report.html


【参照元】
Wilipedia(ルワンダ)
ルワンダ共和国(Republic of Rwanda)基礎データ
・1st Image Photo credit: Baron Reznik via Visualhunt / CC BY-NC-SA

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