キーパーソンとの交渉で、絶対に言ってはいけないひとこと。

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前述のように、アフリカでのビジネスは「キーパーソン」といかに良好な関係を築けるかが、とても重要な側面を持ちます。そしてキーパーソンとの交渉、そして普段の会話においてでさえ、極力使いたくない英単語があります。

これを使うと、本来うまく行くはずの交渉も、決裂してしまう可能性があるくらい、パワフルな言葉です。

それは…「But (However)」です。

「何だ、意外にカンタンな単語じゃない?」

ですよね(笑) そして、あなたが英語を話すときのことを思い出してみてください。
簡単すぎて、よく使っていませんか?

「But (However)」は、「でも、だけど」という意味ですね。この単語には、パワーがあります。しかも、ネガティブなパワー。

ではなぜ、「But」を使わない方がよいのでしょうか?

信頼関係は、無意識に失われる?Butなし交渉法で信頼がアップする!

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「But」が会話の中で頻繁に使われると、相手は無意識に「否定された」という認識を持ちます。人間だれでも否定されるのはうれしくないですよね。

そして「But」が続くと、いい関係性も悪化し、相手はあなたに対する信頼や好意のレベルを引き下げてしまいます。ですので、キーパーソンとの交渉で「But」を使わない方が、あなたの欲しい結果が手に入る可能性を上げてくれるのです。

「とは言っても、アフリカでは平気でとんちんかんなことを言ってくるから、Butって言わないと話が収まらないよ!」

分かります、分かります、その気持ち。私も何度もありました。

「〇〇という書類がないと手続きができないから。」
「But you didn’t say that~!! そんなこと言わなかったじゃないか~!」

というやりとりを、死ぬほど経験しました。

そして、自分の育った環境や価値観では当たり前に動くはずのことが、まったく通じない状況であればあるほど主張を通そうとし、思わずbut、but、butを連呼。特に英語に苦手意識があると、その場を早く切り上げたいという気持ちや焦りから、要求と主張を伝えるだけに陥りがちです。

これでは、相手との信頼関係は簡単に切れてしまうのです。また出直し、、、ということが本当によく起こります。それくらい、「But」を使うことは、無意識に相手に拒絶感を生んでしまうのです。

では、こんな対応をしたらどうでしょうか?

「〇〇という書類がないと手続きができないから。」
「そうなんですね。私が聞き逃したかもしれません。あなたはこの手続きのプロですよね。どうしたらこの手続きを今進められますか?」

まったく印象が違いますよね!

これだと相手は、よっぽどイジワルじゃない限り、何らかの提案をしてくれる可能性が高いのです。そして、「〇〇という書類」さえなしでOK、という方向へ展開することも期待できます。

その理由は、①相手を否定しない ②尊重 ③質問の3つの要素があるから。尊重の上に立って会話をリードすれば、相手はできる方法を考えてくれるはずです。何も難しい単語や文法を並べる必要は全くありません。

中学英語ができれば、「Butなし交渉法」を使って十分、あなたも欲しい結果を手にする交渉ができるようになります。相手との信頼関係を築くために、ぜひ現場で活用してみてくださいね!


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金子 まりな
学生時代にスリランカ・アメリカに滞在。国際NGOにて英語クラス事業に7年半携わった後、外資系デザイナーズブランドに転職。オランダ本社とのメールやテレカンを経験。2014年、日本での仕事をやめ単身ケニアに移住。現地のモノづくり事業のサポートにかかわった後、ナイロビの旅行会社に勤務。退職後、多国籍の人との生活・仕事経験から得た英語コミュニケーション力をダイレクトに生かしていきたいと、業界トップの英語コーチに師事、独立。現在は相手から信頼されるストレスフリーの英語コミュニケーション術を軸に、海外で生活する人・したい人を応援する英語コーチングプログラムを提供している。ブログとメルマガにて英語上達やコミュニケーションのコツを公開中。メルマガ登録はこちらから!