image1

こんにちは。ENインターン4期生の間宮です。約2ヶ月に及ぶガーナ滞在を終えて日本に帰国しました。帰国した今、日本とは全く異なるガーナでの生活は、その環境への適応は大変であった一方で、日本での日常生活では体験することのできない貴重なものであったと実感しています。今回の記事では「スポーツを通じたコミュニティ開発」をテーマに活動した成果をご報告したいと思います。

サッカーを通じて子どもたちの成長を!

image2

私が村での滞在を始めてまず感じたのは、村の生活が極めてシンプルなものであり、子どもたちの娯楽がほとんどないということでした。

彼らは、朝は村にある学校に行き、午後には下校しますが、その後は井戸の水汲みや夕食の準備など家の手伝いをする子もいれば、特にすることもなく友だちと話している子もいるという状況でした。

そこで放課後の時間にサッカーという娯楽を創出できるのではないかと考え、実施することにしました。それは学校の休み時間にはサッカーをしたり好きな選手を教えてくれたりするなど、子どもたちとの交流から彼らのサッカー好きを確信したためです。

さらにサッカーという活動の目的をただ娯楽として設定するのではなく、スポーツが包含する教育的側面に着目し、サッカーを通じて子どもたちの成長を促進する取り組みに挑戦することにしました。

そこで、村での活動目的を以下のように設定しました。

  1. サッカーという娯楽を創出する
  2. ルールを遵守させることで規範意識を育
  3. 相手を尊重する精神を身につけさせる
  4. コミュニティ内の交流の場を提供する

②と③に関しては、当初、サッカーのプレー中に子どもたちの暴力行為が散見されたことをきっかけに発案しました。

また④に関しては、残念ながら学校に行かない、もしくはほとんど行かない子どもたちが見受けられたため、放課後のサッカーの時間を子どもたちの交流の場として提供できるのではないかと考え、目的として設定しました。

以上の目的を達成するため、私は審判として子どもたちに指導することにしました。

どうやってフェアプレーの精神を持ってもらうか!?

image3

はじめに子どもたちに自由にサッカーをさせたところ、サイドラインやゴールラインがないために際限なくプレーしていたほか、石を置いて作った簡易的なゴールは幅が極端に狭く高さもないため、ゴールの機会がほとんど見受けられないという状況でした。

そこで、可視化はしなかったものの、ピッチの範囲を設定しました。その範囲を超えるたびにプレーを中断させ、また、ゴールの幅を広げ、木や竹を立てて高さを生むことで、以前よりも格段にゴールの機会が見受けられるようになりました。

このことは、ゴールを通じた子どもたちの成功体験を生み出すことになったと考えています。彼らのゴール後の嬉しそうな表情やゴールパフォーマンスのダンスをする様子は印象的で、今でも鮮明に覚えています。

また、プレー中の子どもたちの喧嘩や暴力行為に関しては、当事者を呼んで注意したり積極的にレッドカードを出して帰らせたりするなど、厳しく対応することで規律を重んじる姿勢を示しました。

他にも、試合前に子どもたちを整列させ、競技における相手チームの必要性を説いたり相手チームの選手と握手させたりすることで、子どもたちにフェアプレーの精神を植え付ける工夫をしました。

当初は退場者が何人か出てしまうような状況でしたが、日数を数えるにつれて警告の回数はかなり減少したため、一定の効果を確認できたと言えます。

コミュニティに溶け込めた実感!

image5

村での滞在を完了する直前には印象的な出来事がありました。

それはある日のことでした。いつも通り夕方の時間帯からサッカーを始めようと身支度をしていたところ、何人かの青年たちが早く練習しようと私の滞在先の家を訪ねてきました。

しかし、私が家を出た直後ににわか雨に遭ってしまい、その青年たちは私を連れて彼らの仕事場かつ溜まり場で雨宿りをすることになりました。

そこでは、青年たちは、それまでの私の呼称であった「オブロニ(白人、の意)」や「チャイナ」ではなく、きちんと私の名前を呼び、笑顔で歓迎してくれました。

そこで私は彼らと談笑しながら、しばらく村に滞在したことでようやく彼らのコミュニティに入り込むことができたのだという実感を得ることができました。

村での活動にあたり「コミュニティ内の交流の場を提供する」という目的を掲げながら、自分自身がその恩恵に与っていることに気づいたのと同時に、スポーツないしはサッカーがもつ力、とりわけ交流の役割を、身をもって体験することができました。

image4

今回のインターン研修を終えて、特に子どもたちにフェアプレーを実践させようとした経験から、”他人と価値観を共有するためには、相手が理解して実行するまで粘り強く対話することが重要である”という発見がありました。このように自身の価値観を他人に共有できることは、何か物事を動かすためのリーダーシップに必要な要素だと考えます。

これからは、そのような他人への価値観の共有から、影響を与えて他人を動かすことができるような資質を磨くべく、まだまだ成長していきたいと思います。

海外インターンシッププログラムEN リレー寄稿シリーズ!

この春、4名の学生がガーナにインターンシップを行いました。その4名の活動をリレー形式でご紹介します。第1回は下記からご覧ください!

The following two tabs change content below.
EN-海外インターンシッププログラム-

EN-海外インターンシッププログラム-

若者を対象に海外インターンシップを運営するアイセックの、ENというプログラムです。ガーナでの「コミュニティー開発」をテーマにした海外インターンシッププログラムを提供しています。