採択数は過去最多!JICA、中小企業・SDGsビジネス支援事業でアフリカ26案件が採択!

途上国で製品や技術の普及を目指す!普及・実証・ビジネス化事業!

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普及・実証・ビジネス化事業は、途上国の課題解決に貢献し得るビジネスの事業化に向けて、技術・製品・ノウハウ等の実証活動を含むビジネスモデルの検証、提案製品等への理解の促進、ODA事業での活用可能性の検討等を通じ、事業計画案を策定することを目的とした事業です。中小企業支援型の場合は上限1億円、大企業を対象としたSDGsビジネス支援型の場合は上限5,000万円の委託費が支給されます。

今回、アフリカ案件は中小企業型で2件、SDGsビジネス支援型で5件が採択されました。

中小企業支援型

  1. 【エチオピア】株式会社フクナガエンジニアリング:タイヤ再生技術導入を通じた輸入代替製造業振興に関する普及・実証・ビジネス化事業(廃棄物処理)
  2. 【モロッコ】株式会社日本標準:算数教育における児童の基礎学力を保障する学校教材の普及・実証・ビジネス化事業(教育)

参考)普及・実証・ビジネス化事業(中小企業支援型)

SDGsビジネス支援型

  1. 【ケニア】JIPテクノサイエンス株式会社:北部回廊等の道路維持管理を効率化するための簡易路面評価システム(iDRIMS)普及・実証・ビジネス化事業(その他)
    – 案件概要:北部回廊を含む国際幹線道路を管理する国道公社KeNHAに対し、スマートフォンによる簡易路面評価システムiDRIMSにより道路点検の技術革新を促進し道路維持管理サイクル全体の改善を促す。道路点検を現状より容易にかつ精度高く実施しKeNHAの道路監理能力を高め北部回廊の信頼性と利便性を高める。
  2. 【ケニア】富士フイルム株式会社:周産期分野における現地指導医育成を通した超音波画像診断装置普及・実証・ビジネス化事業(医療保健)
    – 案件概要:ケニアの医師に対し、臨床現場即時検査(POC)の重要性を理解してもらい、かつ、POCに用いられる超音波画像診断装置のトレーニングを実施することで、診療の質の向上による合併疾患含む妊娠期のハイリスク疾患の早期診断・鑑別・治療を通じ、ケニアにおける妊産婦死亡率の低下を目指すもの。
  3. 【ナイジェリア】株式会社クボタ:小規模稲作農家向け農業機械の普及・実証・ビジネス化事業(農業)
    – 案件概要:ナイジェリアの小規模稲作農家組合や賃耕業者に対し、高品質な耕うん機を普及させるとともに、モバイル端末の活用による耕うん機シェアリングの仕組みを構築することで、小規模稲作農家の農業機械化を促進し、コメの増産と賃耕コスト削減による農家の収支改善及びコメの自給率向上への貢献を目指す。
  4. 【タンザニア】キッコーマン株式会社:パフ大豆を使った高たんぱく食品 普及・実証・ビジネス化事業(保健医療)
    – 案件概要:タンザニア連合共和国の幼児・子どもに対し、大豆をパフ加工した食品を供給するとともに、現地嗜好に合致した大豆食の普及と栄養教育を推進することで、発育阻害(スタンティング)の原因となるたんぱく質不足解消を目指すもの。
  5. 【ザンビア】ANAホールディングス株式会社:小型無人航空機(ドローン)を用いた物流サービス普及・実証・ビジネス化事業(保健医療)
    – 案件概要:ザンビアで地上交通インフラが未発達の地域において、中央病院や郡病院等と、僻地のヘルスセンター・ヘルスポスト等の間で、ドローンによる検体等の輸送を行う。検体輸送に長時間を要した僻地でドローン物流を活用し、検体回収から診断、患者への治療も含めた保健医療サービス全体の所要期間の大幅な短縮を図る。

参考)普及・実証・ビジネス化事業(SDGsビジネス支援型)


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