ヤマハがエジプト・アラブ共和国で今後展開を予定している「初等教育への日本型器楽教育導入事業」が、文部科学省が進めている「EDU-Port ニッポン」の2020年度パイロット事業の応援プロジェクトの一つに選ばれました。
文科省が取り組む、EDU-Portニッポン!
文部科学省は、官民協働のオールジャパンで取り組む「日本型教育の海外展開事業(EDU-Portニッポン)」を推進しています。
関係府省やJICA、JETRO、地方公共団体、教育機関、民間企業、NPOなどと協力して、世界から高い関心を集めている日本の教育を官民協働のオールジャパンで海外展開に取り組んでいます。
途上国の子どもに演奏する楽しさを!
ヤマハはこれまで総合楽器メーカーとして、楽器を実際に演奏して学ぶ「器楽教育」のメリットを世界各地の音楽教育現場に広めてきました。
その中でも2015年より新興国を中心に展開している「スクールプロジェクト」は、楽器に触れる機会に恵まれなかった子どもたちにも演奏する楽しさを知ってもらえるよう支援する取り組みです。
これまでに5ヵ国累計39万人の子どもたちに器楽学習の機会、楽器演奏の楽しさを提供してきました。
ヤマハ、エジプトで器楽教育を導入へ!
ヤマハはエジプトに「スクールプロジェクト」を今後展開していくにあたり、2020年2月、国際協力機構(JICA)の案件化調査に応札し、「エジプト国初等教育への日本型器楽教育導入案件化調査」としてに中小企業・SDGsビジネス支援事業に採択されました。
この事業は、現地関係機関との交渉・調整や実施費用の一部の支援を得て、成果や課題をJICAと検証・共有することでODAを通じた二国間関係の強化や経済関係の一層の推進を目的としています。
また同時にEDU-Portニッポンの2020年度パイロット事業の応援プロジェクトの一つに選ばれました。
今後、文部科学省、JICA、特定非営利活動法人東京学芸大こども未来研究所をはじめとした産官学連携により、事業策定の支援、現地情報の提供、現地関係機関との調整支援といったサポートを得ながら、エジプトにおける「初等教育への日本型器楽教育導入事業」の展開を目指します。
- 記事提供元:エジプトでの「器楽教育」導入に関する施策が文部科学省「日本型教育の海外展開推進事業(EDU-Portニッポン)」のパイロット事業に採択|ヤマハ ニュースリリース