まだまだマラウイでもがいて、この村にしかない何かを作りたい。
−現在の活動状況はどうですか?
お母さんたちは、オーダー以外のものを自分で考えて作ってきたりと、自分たちで何とかしようという動きがでてきました。実はあと半月ほどで任期が終わり、4月後半に帰国するのですが、最近は①材料を裁断②縫う③品質チェック④パッケージングまで、メンバー自身でできるようになってきました。会計やマネージメントもメンバーに引き継ぎを行っています。
私もいったん帰国するのですがトータル3年半を過ごしたマラウイでまだまだやりたいことあるし、信頼できる仲間もいるので「マラウイ生活10年」を目標にまだまだこっちでもがいてみたいですね。
最近、ナミテテマザーズのような団体が増えてきて、差別化を図っていかないと生き残れない状況になってきました。私が日本人ということで、日本との連携を生かして販売先を広げたいと思っています。
しかし、それをするには「これはここにしかない!」という何かがないとやっていけないと思います。今はそれがまだ見つかっていないけど、このメンバーだからできることを探して突き詰めてやってみたいですね。できれば手工芸作品からアート作品へと成長したいと思っています。
最近放課後の教室で活動を行い始めたのですが、そこへ村の人たちがストローとプラスティックの廃材をつかったネックレス、伝統的な遊びの道具グリ(ぶちゴマ)、素焼きの花瓶や小物入れなど色々な作品を持ってくるようになったんです。それらの作品に磨きをかけて、いろんなものを楽しめるアート村を作るというのが私の大きな野望です。
−ナミテテマザーズの商品はどこで買うことが出来ますか?
私がいったん帰国するので、JICA事務所での販売はなくなりますが、リロングウェにあるOVOPのアンテナショップや、ナミテテの工房で購入することが出来ます。日本でも販売場所を拡大していきたいですね。
26-3 理学療法士 矢倉厚子
原文元:お母さんたちの底力。手芸グループ「ナミテテマザーズ」〜25年度9次隊シニア短期ボランティア田村美津子(たむら みつこ)〜
マラウイ青年海外協力隊が運営するホームページ「E-Zikomo(イージコモ)〜マラウイの歩き方〜」
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