コンゴ民主などアフリカ東部・南部でエムポックス感染拡大!IOM、移民・避難民の支援を要請へ!

国際移住機関(IOM)は、エムポックス(サル痘)感染拡大の危機に直面する東部および南部アフリカ地域とアフリカの角の移民や国内避難民、受け入れコミュニティに対して、医療サービスを提供するために1,850万ドルの支援を国際社会に要請しました。

IOMは、感染リスクの高い地域での緊急対応を強化するため、迅速な行動が必要とされています。

移民や避難民の支援に向けた1,850万ドルの要請

国際移住機関(IOM)は、東部および南部アフリカ、アフリカの角地域でのエムポックス感染拡大に対応するため、移民や国内避難民(IDPs)、受け入れコミュニティを支援するために1,850万ドルの協力を国際社会に求めています。

この資金は、特に国境周辺の感染予防と管理対策の強化、現地の医療従事者や対応に当たる人々の能力向上を支援するために使用されます。IOMは、移民や避難民が感染のリスクを軽減し、保健や医療サービスへのアクセスを確保するために、迅速な行動を求めています。

エムポックス感染拡大の状況と影響

エムポックスは、10年以上前から東部および南部アフリカで感染が見られていましたが、最近、より危険な亜系統の感染が急速に拡大しています。

世界保健機関(WHO)は2024年8月14日、この状況を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」として宣言しました。

コンゴ民主共和国では15,000人以上が感染の疑いがあり、そのうち537人が死亡しました。また、ブルンジ、ケニア、ルワンダ、南アフリカ、ウガンダでも感染者が確認されています。エムポックスは、動物から人への感染や密接な接触を通じて伝染し、様々な症状を引き起こします。

感染拡大への対応と将来的な取り組み

IOMは、移民や国内避難民(IDPs)が高い感染リスクにさらされている状況を重視し、「エムポックスに対する準備および対応計画」を発表しました。

この計画は、感染症への意識向上活動の促進や国際的な連携の強化を含み、移民や避難民が直面するリスクを軽減することを目的としています。

さらに、過去のエボラ出血熱やCOVID-19への対応経験を基に、疾病サーベイランスの手法を活用し、移住ルート沿いの保健システムを強化する取り組みも行っています。移民や避難民が多く暮らす地域での医療支援の拡大を目指し、感染拡大を防ぐための具体的な対策が求められています。


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