食料安全保障達成のための「農民の権利」
小規模農家は、最大の食料生産者であり、アフリカの食料供給の80%以上を生産しています。「生物多様性」は小規模農家の鍵で、異常気象に強い多くの品種を有しています。一方、小規模農家は、外国からの農業投資が大規模な土地を確保するために起こる土地収奪、モザンビークにおけるプロサバンナ事業のような大規模農業開発、ベナンのように女性の土地所有が困難な国など、大きな課題に直面しています。このサイドイベントでは、モザンビーク、ベナン、ブルキナファソ、ウガンダ、ケニア、カメルーンからの発表者が、農民の権利を守るための課題や農民が主体となる食料安全保障のための開発事業の経験などを共有し、議論します。
- 日時:2016年8月27日(土)9:00-10:30
- 共催:アフリカ日本協議会、ハンガー・フリー・ワールド
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アフリカにおけるSDGsの達成:TICADの役割と市民社会
2015年に採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)には、現在のアフリカの開発を達成するためのすべての要素が含まれています。第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)で採択される「ナイロビ宣言」は、2013年以降のアフリカの緊急の課題として(1)産業化、(2)保健、(3)社会の安定、の3つの柱を立て、それぞれに女性や若者、および障害者など脆弱性を抱えた人々を重視する戦略をとることとしており、これらはそれぞれSDGsの課題に対応するものとなっています。「ナイロビ宣言」およびアフリカにおけるSDGsの達成のためには、政府のみならず、NGOや労働組合など民間非営利セクターを含めたすべてのステークホルダーが参加し、協働することが必要です。そのための方策について日本・アフリカの市民社会をはじめ関係者が討議します。
- 日時:2016年8月27日(土)11:00-12:30
- 共催:アフリカ日本協議会、ジョイセフ、ACE、日本労働組合総連合会
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「誰も取り残さない」保健サービスを目指して:アフリカにおける保健への投資
アフリカでは、『ミレニアム開発目標』の時代に保健分野で大きな前進がありました。しかし、未だに多くの保健上の脅威に直面しています。HIVや結核その他の感染症、非感染性慢性疾患、高い妊産婦・乳児死亡率などです。アフリカの市民社会やコミュニティ組織は、こうした脅威に対して、コミュニティの対応能力の向上、プライマリー・ヘルス・ケア、そしてアドボカシーで応えてきました。とくに、2000年のアフリカ連合「アブジャ宣言」で採択された、アフリカの国家予算の15%を保健に投資すべきという目標の実現を各国政府に訴えてきました。このサイドイベントにおいて、私たちは、アフリカの保健改善のための市民社会の様々な努力について紹介します。
- 日時:2016年8月27日(土)3:30-15:00
- 共催:アフリカ日本協議会、African Civil Society Platform for Health (CISPHA)、 GFAN Africa
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急速な都市化と気候変動:アフリカにおける持続可能でレジリエントな水・衛生インフラ開発について考える
- 日時:8月27日(土)15:30-17:00
- 共催:JICA、ウォーターエイドジャパン、Pan African Climate Justice Alliance
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