あーよかった、ちゃんと子供に希望を命名することがあった
下記は子供に希望をもってつける名前なんだとか。
Kebonyethebe ‘私は盾を見た/見つけた’
Modisakgotla ‘伝統的な裁判所の守護者’
Modisakgosi ‘チーフ(村長)の守護者’
Morulaganyi ‘正しい順に物事を並べる者’
Onkemetse ‘彼は私を待っている/彼は私を選んでいる’
Otlaadisa ‘彼は家畜の世話をするだろう’
希望っていっても・・・守護者とか家畜の世話する人とか、わかりやすくボツワナ?!
でもやっぱり、笑える名前のようです
「彼は私を置き去りにした」というのが実はこの記事の筆者の名前(Thapelo Otlogetswe)だそうで、
記事の最後に作者の実体験が書かれています。
この人「彼は私を置き去りにした」が苗字。
ツワナ語は文頭に名前、その後に彼(彼女)が主語にくる順序なので
Thapelo Otlogetsweさんの場合はフルネームを呼ぶと
「タペーロは私を置き去りにした!」というセンテンスになってしまうんです。
(単語区切った発音にしたりすれば聞き分けはつくとは思いますけどね)
高校での旅行の時、スワネンでうっかり単独行動して置き去りにされた彼。
その後、他の生徒達は彼が乗ってるかもしれないトラックが
彼らのトラックを追い越すたびに「タペーロは私を置き去りにした!」と叫んでいたんだとか。
Keケ、Oオ、Gaハ
ちなみにツワナ語では
Ke 「私」とか「それ」
O 「あなた」「彼/彼女」
Ga 文頭にくる否定形
なので名前がKe、O、Gaではじまる人は
センテンスの可能性疑ってください。
そしてこの記事の筆者自身、自分の名前の歴史は知らなかったそう。
なぜ彼らが、「○○さんってどういう意味の名前なの?」ときいたときに
反応が鈍かったり、「わからない」って言ったり、「意味はない」って言うのか分かった気がします。
1)直訳だとボツワナ人すら意味がわからない。
2)意味を知っていたところで、文化的背景込みで説明しなければならない →無理!
ボツワナの文章名前はどうやら奥が深いです。
つづく。