ガーナで感じる中国とインドの存在感!一方、日本は・・・〜草の根ビジネスとガラムセの現状〜

半面悪い噂も・・・

しかし感心することばかりではなく、悪い噂もたくさん聞くのは事実である。

例えば私の同僚はかつて他国の漁船に乗り込み、適切な漁業をしているかをチェックする仕事をしていたのだが、中国船に乗った時は散々だったらしく、とても怒っていた。
韓国船に乗った時はみんなフレンドリーで、よく韓国料理を振る舞ってくれたらしく、今でも連絡を取り合う仲になれた。

それに対して中国人乗組員は、なんでも上から目線で話してきてとても嫌な気分になったそうだ。
さらに捕ってはいけないと定められている、小さなサイズの魚を大量に隠していたのだとか。

私はとても紳士的な中国人にも会ったことがある。皆が皆ではなくあくまで一面ではあるが、ガーナ人の中国人に対するイメージが決して良くはないのは事実であると思う。

そして今ガーナで注目を集めているのが「ガラムセ(Galamsey)」である。
ガラムセはTwi語で「金の違法採掘者」という意味。

中国人の組織的な違法採掘が大きな問題になっているのだ。
国に届け出なし、税金未払いで採掘活動をする彼らにより川が汚染されている。(金を洗うために水銀を使っているそうだ)

まだまだ水道が普及していない地域では、川の水は大切な生活用水である。
また、漁業を営む人々にとって大切な資源でもある。

このガラムセが問題視され、中国人の逮捕者も出ている。
テレビでも連日報道されている。

そのためガーナ人のこの問題への関心は非常に高い。
それに伴い私も街を歩いていて、ふざけ半分ではあるが「ガラムセ」なんて呼ばれたりする。

ガーナのためになったらいいなと思って日々頑張っているわけで、冗談だったとしても、とっても気分が悪い!
でもまあこんな一面があることも確かなのだ。

みんな大好きインドドラマ

中国と並んで大きな存在感を示すのは、インドである。
とにかくみんな大好きなのがインドドラマ。

ガーナのテレビでインドのドラマはたくさん流れているが、その中でも二大人気作品「クンクンバギャ」「ヴァイラ」はガーナの主要言語Twi語に吹き替えされているという徹底ぶりである。

クンクンバギャは、私がガーナに来た1年7ヶ月前からいるの放送されているのは間違いなくて、一体いつ物語が終わるのか皆目見当がつかない。Twi語だから何がなんだかよく分からないし。

クンクンはヒンドゥー語で「新婚さん」という意味らしく、ヒロイン・バギャのドタバタ新婚生活を描いている作品のようであることは分かった。
街を歩くと、バギャ―!なんて呼ばれたりする。

私、あんなに目鼻立ちぱっちりした美人さんじゃないし。
肌が白っぽかったらなんでもいいのか!

IMG_20170508_115722-e1494832882916
Photo Credit: http://www.tellyserialupdates.com/tv-serials/kumkum-bhagya/

次ページ>> 日本、どうする!?実は日本の○○○が人気だった!!


1  2  3

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください