最先端テクノロジーが台頭！ビジコン開催でさらに盛り上がる！
■では、出展する立場としてではなく、普通に見本市を見学しにいく立場としては、サバサバは、どうでしょう？
もちろん、さっき言ったように、それだけ各国の企業が、アフリカで何か売ろうと、力を入れてる場だから、ざっと見るだけでも、面白いと思う。
サバサバ商業見本市は、出展企業数は、軽く1000社を越えるんだけど、出展料は、決して安くないんだよね。
その出展料を払える企業は、やはりタンザニアの有力企業が多い。
タンザニアの企業だけでなく、他の東アフリカの周辺国の企業も多く出展するし、それを見ると、「こういった企業が力持っているんだ」とか、「こういった分野が盛り上がっているんだ」というのは、見えてくると思う。
で、それらの企業のブースに、担当者がいるから、ここでビジネスのマッチングとかも行われているしね。
あとは、面白いのは、アフリカに最先端のものを持ち込む企業とか。
去年とかも、中国企業がドローンを持って来て、規制も既得権益も、先進国より少ないアフリカのマーケットに売り込もうとしてたのは、あったね。
よく言う話だけど、Mpesaとかもそうだよね。
先進国だったら、銀行法が明確にあって、その枠組みの中でトランザクションしなければいけないんだけど、規制が曖昧な中、発展してきた。
■今、アフリカで仕事してて、そういった最新のテクノロジーをアフリカに持ってくるような例は、増えてますか？
増えてきてるね。
そういった話と関連して、今うちのグループ会社のTrickstarと、DMM.Africaさんで、アフリカでビジネスアイデアコンテストやっているでしょ。
アフリカ何各国から、起業家を集めて、ビジネスアイデアを見てるんだけど、あれ面白いね。
変な話、日本のビジネスコンテストに持ってくるものより、センスある。
そういったアイデアを持ってる現地人が、ちょっと資金貰って、試作品を作って、サバサバでお披露目とかは、全然あり得る話だから、今後も増えていくだろうね。
あと、そういった資金を持ってくるっていう話だと、ローン会社とか保険会社も、サバサバに出展してたりするんだよね。
そういったブースに足を運んで、ローンの担当者を連れて来て、自分のところの製品をプレゼンして、その場で、お金を調達するなんてやり取りも見たこと有るね。
タンザニアに来るなら、渋滞とローカルマーケットを見るべき。
■このインタビューを読んでいる人の中にも、サバサバの期間に、ダルエスサラームに来る人はいると思うんですけど、金城さんから、「ここは見ておいた方が良い」みたいな所ってあったりしますか？
サバサバの期間だからこそ？
だったら、まず、あの渋滞っぷりかな。
っていうのも、停まっている車って、ほとんど全部が、日本車なんだよね。
車のマーケットが大きいとか、そういうのもそうだけど、何を感じて欲しいかって、タンザニアの人の日本のイメージって、日本車そのものなんだよね。
まあ、そもそも車以外に、日本のイメージは、全然ないっていうのがあると思うんだけど。
その日本車から、タンザニアの人たちは、日本に対して、技術先進国であるとか、複雑な物を作るのが、上手い国だというイメージは、絶対に持ってる。
逆に付加価値つける産業に関しては、ヨーロッパ人の方が得意だよね、っていうのは、タンザニアの人もイメージを持っている。
■なるほど。他には何かありますか？
あとは、せっかくダルエスサラームに来るなら、ローカルマーケットのカリアコーとかは見て欲しいかな。
アテンド企画でも、この辺は、周遊するんだよね。
あのゴチャゴチャした感じは、実際に見て欲しい。
俺、漫画とか、歴史とか好きでしょ？
あのローカルマーケットは、そのまま時代劇とかに描写出来る気がするんだよ。
人が集まって、物とお金のやり取りが、活溌に行われている。ときに、それが物々交換の場合もあるかもしれないけどね。
これは、完全に比較対象になってしまうのだけれど、ザンビアとかに行くと、もっと街が静かなんだよね。
でも、人によっては、タンザニアより、ザンビアの方が発展してるという人もいる。
だけど、街を見て、人の賑わいとか、活気を見るのは、その国が、健全な成長をしているかどうかを判断する１つの指標になるんだよね。
ザンビアは、援助や資源で発展してきてるというか、強制的に成長してきた背景がある。
その点、タンザニアは、国の栄え方としては、正常な気がするんだよね。
そういった所は、実際に足を運ばないと見えない部分じゃないかな。
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