ルワンダ青年海外協力隊のタケダノリヒロ(@NoReHero)です。
ルワンダに住み始めてもうすぐ5ヶ月。
生活も落ちついて来て、こちらでの金銭感覚も身に付いてきました。
そこで今回は、ルワンダでの毎月の生活費を公開します。
もちろんルワンダ内でも地域によって異なりますが、これからルワンダにいらっしゃる方や、アフリカでの生活に興味のある方は参考にしてみてください。
ついでに「青年海外協力隊って給料もらえるの?」「2年間の派遣で貯金は出来るの?」という協力隊のお金に関する実情についてもお伝えします。
ルワンダでの生活費
ぼくが暮らしているのは、東部県ルワマガナ郡ムシャセクター。首都キガリから車で東に約1時間。
キガリと比べると物価はかなり安く、かと言ってキガリから離れすぎてもいないので交通費もそこまでかかりません。
ルワンダ協力隊員のなかでも比較的コストの低い地域だと思います。
それでは項目別に生活費を見ていきましょう。
※1円=6.5RWF(ルワンダ・フラン)で計算
食費 7,000円(45,500RWF)
食事はほぼ毎食自炊です。
食材は主に最寄りの市場や、この郡の中心地ルワマガナで購入しています。
加工食品などは首都キガリに上がった時に買いだめすることが多いですが、首都の立派なスーパーで買い物をしようとすると高すぎて手が出ないほど、国内でも物価には大きな差が。
最近は庭で家庭菜園を始めて、野菜も採れるようになってきたので若干ではありますが食費を削減出来ています。
日本にいたときは毎月3万円ほど食費に使っていたので、約1/4ですね。すごい。
交際費 6,000円(39,000RWF)
いわゆる「飲み代」です。
これも地域差がありますが、ぼくの住んでいるムシャセクターでは一回の飲み会でお酒と食事を含めてひとり400円(2,000〜3,000RWF)程度。
ルワンダでは会議や歓送迎会の関係で、首都キガリに月2回程度行っています。その際に一気にお金を使ってしまうことが多いですね。
キガリでの通常の飲み会では700円(4,000〜6,000RWF)程度、歓送迎会や外国人しかいないようなハイクラスなお店に行くと、1500円(10,000RWF)くらいかかります。
今までの最高額は、約3,000円(20,000RWF)。キガリの日本食レストランで和食を堪能した時と、KOICA(韓国の国際協力機関)の方々と韓国焼酎を飲みまくった韓国焼肉屋にて散財しました。
地方に住んでいる身として、流通している紙幣で一番大きい5,000RWF札(約800円)を使うと「贅沢したなー」という気になってしまいます。
通信費 4,000円
これは毎月使い放題の契約をしている、ポケットWi-Fiの値段です。
生活費の中でも大きなウエイトを占めていますが、快適にネットを使えているので妥当な価格だと思います。
詳細はこちらの記事にて。
意外に快適!ルワンダのネット環境!モバイルWi-Fiの速度は?料金は?
光熱費 3,000円
こちらは電気代のみ。
電気代の支払いはプリペイド式になっています。
詳細は同じくこちらの記事にて。
超便利!IT立国ルワンダ電気料金支払いは携帯のモバイルマネーで!
本来は水道代も払わなければいけないんですが、メーターが壊れていて大家さんも請求しかねているようなので今のところまだ払っていません。
他の隊員の話を聞くと、水道代は電気代と比べてかなり安いようです。
交通費 2,000円
これは首都キガリに上がったり、近隣都市ルワマガナまで買い物に行ったり、他の地方に行ったりする時のバス代です。
任地ムシャセクターからキガリまでは片道約150円(1,000RWF)。
庭管理費 1,500円
自宅に2人いるルワンダ人の警備員に、庭の草刈りをお願いしている分の料金です(ひとり月1,500円=約5,000RWF)。
警備員には、これとは別に毎月約6,000円(40,000RWF)の警備費を支払っていますが、これはJICAから支給されているお金なので生活費には含めていません。
清掃・洗濯費 1,200円
掃除や洗濯は全部自分でやるのは大変なので、週に一度ルワンダ人のお手伝いさんに来てもらっています。
1回約300円(2,000RWF)で家中綺麗にしてもらえるので助かります。
日用品 1,000円
洗剤やトイレットペーパーなど、その他もろもろ。
以上を合わせると、計25,700円!
日本の生活費と比べると、驚くほど安く感じますね。
青年海外協力隊の給料・貯金
青年海外協力隊はボランティアなので、所属先であるJICAから「給料」は頂いていません。
しかし、「生活費」という名目で、一ヶ月あたり500USD(376,250RWF=57,884円)が、3ヶ月に一回まとめてルワンダの銀行口座に支給されています(国・地域によって支給額は異なります)。
ということは、上記の生活費から考えると毎月3万円ぐらいは貯金出来ているんですね。
これ以外にもJICAからは、下記の手当を受け取ることが出来ます。
①「本邦支出対応手当」(55,000円/月)
②「帰国初動生活手当」(10,000円/月)
③「帰国社会復帰手当」(20,000円/月)
※①は毎月国内口座に支給、②③は帰国直前に一括支給。
これを全部合わせると、2年間で約200万円になります。
協力隊に参加する人は帰国後のキャリアが未定の人も多いので、新たな道に挑戦するためにも出来る限り貯金はしておきたいところですね。
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なお、家計簿にはアプリ「zaim」を使ってます。
ルワンダフランにさえ対応しているので、ほとんどの国の通貨で使えると思います。
うまくお金をやりくりして快適な途上国ライフを送りましょう!
タケダノリヒロ(@NoReHero)