ボツワナは1966年にイギリスから独立、 独立時に紛争や戦争など起こしておらず、
大統領はイギリス人女性と結婚していたりして、 当時としては希有な国でした。
そのせいか、民族特有の名前をつけたりすることにこだわりの無い人たちのようで、
英語名とツワナ語名が結構な割合で混在しています。

ロバート、ロナルド、リッキー、アニー、ダニエル、アレックス、シェリー、 イザーク、
ルイ、イボンヌ、パウエル、ベリーナ、フィリップ、アナスタシア・・・
なんかフランスとかドイツとかロシアっぽいのとか混ざってますが色々います。

こちらは、欧米で頻出の名前なので別に驚きませんね。
一応クリスチャンなので、聖書系の名前とか珍しくもない。

なので英語系、セツワナ系、セツワナ英語系など多種多様な名前があり
記事が長くなってしまったので2回にわけて投稿しようと思います。

今回はセツワナネームのしかも最も特有な
名前がセンテンスになっている文化について紹介しようと思います。

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名前がセンテンスになっている

日本は最近キラキラネームが増えたとは思いますが、例えば、
「ワタシハシアワセデス」さんという名前はないですよね?
あったとしたらマンガ!

でも、ツワナ語の場合文章が名前になるケースがチラホラ。
なんでかなと不思議に思っていたら、ボツワナのサンデイスタンダード新聞に面白い記事を発見しました。
IT CAN ONLY HAPPEN IN BOTSWANA: MY NAME IS A SENTENCE!
「私の名前は文章になってる!」のはボツワナだけ!

日本人ならこのタイトルは「当たり前だ!」と叫びたくなりますが、
ボツワナ人的には普通なのでセンテンスになることに違和感がないこの筆者の文章は面白い。
「他の国の人はセンテンスが名前になってないんだよ!」という
話からはじまります 笑

私たちの身近で代表的なのは ケレボヒーレさん(私は感謝します)。

他にも
ケラピーリさん(私はつかれた)
ハケブーエさん(私は話さない)
オテンさん(ご機嫌いかが?という挨拶)
ケアノーレ(私は飲んでいる)

オテンさんは生まれた時に母が神に感謝してつけた名前。
ケアノーレさんはペンネームがメツィアプーラ(雨水さん)というらしい。
「私は雨水を飲む」という意味でつけたからペンネームが雨水。
ボツワナで雨(プラ)は特別で神聖な意味があり
良い意味でつけていると思いますが、うまく説明できない模様。

そう、ボツワナのこの文章名前はどうやら奥が深く、直訳では意味がわからないんですが、
本人に確認しても意外と「知らない」とかいって固まる人多数。
なぜ言わないか、この記事を読んで私も理解できました。

ちなみに、センテンスネームは姓名両方に使われています。

以下は記事を中心に書きます。

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親の願いが名前

ケボネモディサさん(Kebonemodisa) ‘私は羊飼いを見つけた/見た’ この名前は歴史的には
「息子に家畜を面倒みてほしい」という両親の願いでつけていたけれど
現在では「私たちの面倒をみてほしい」という願いに変わったんだとか。
昔は家畜だけで生活していたのが今はダイヤモンドとか、オフィスワークとかもあるから
家畜ではなくなったということでしょう。

早くこの子が大きくなって、私たちの面倒みてくれないかしら?
なんかすごい分かり易い欲求・・・ 笑

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Hiromi Ame
グラフィックデザイナー。東京の広告制作会社2社に合計約8年の勤務を経て、2014年7月より青年海外協力隊で南部アフリカのボツワナに派遣、国立博物館の制作部にデザイナーとして配属されています。アフリカにいながらカンボジア(東南アジア)のNGO団体の広報活動の仕事もしていたりします。他国ボランティアからデザインの仕事も引き受けていますので、お気軽に連絡ください。